Diary

圧倒


4歳児は遊ぼう会が雨で中止となりがっかりしていた分、今日予定していた「とんとんの丘」への遠足が楽しみで仕方がなく、昨日から「園長先生、明日バスよろしくね」と興奮状態でした。そして、今朝は心配していた雨が降っていなかったこともあり、お弁当の入ったカバンを持って登園してきた子どもたちは「今日お弁当忘れないで持ってきたよ」「◯◯のソーセージが入ってるんだ」とさらに興奮状態でニコニコ!バスの定員の関係で、はと組・あい組に分かれ二便でのお出かけとなりましたが、どちらのクラスの子どもたちも餌を持ってバスに乗り込み、ポニー、ヤギ、鹿、ひつじ、チャボ、ウサギなどお目当ての動物たちに餌を食べさせ、その後、保育園にはもちろん、近所の公園にもない、自然豊かな中にある手作り感たっぷりの遊具で思う存分遊んで帰ってくることができました。おいしいトンカツやバーベキューを味わったり、温泉施設でくつろぐことができる環境に魅せられるのか平日でも駐車場には結構な台数の車が止まり、お子さんを連れて遊びに来ている方が複数いらっしゃいました。そこに40人近い子どもたちが餌の入った袋を手に、お目当ての動物のところを行ったり来たり駆け回る保育園の子どもたちに、動物たちも、遊びに来ていた子どもたちも圧倒されてしまっている感がありました。それでも中には、そんな初対面の名前も分からないお友達に餌を分けてあげる優しい姿も見られほっこりさせてもらいました。何はともあれ、思う存分遊び、園に戻ってくる頃には屋外のバーベキュー用のテントからお肉や野菜を焼く煙が立ち上り、お腹が空いた子どもたちの食欲を刺激します。そこで、はと組の子どもたちはバーベキューをしている方々を横目に「おべんとう!おべんとう!」と連呼しバスに向かうのですから、お客さんたちはそんな子どもたちを見て笑みを浮かべながら食事をしていました。園に戻り、2クラス一緒に園庭でお弁当を食べましたが、待ちに待ったお弁当を広げ「見て!見て!」「◯◯のソーセージが入ってるんだ」「デザートはマスカットだよ」「おいしいね」と色とりどりのお弁当を見せ合いながら食事をすることができました。このように喜ぶ子どもたちの様子から「とんとんの丘」のトンカツやバーベキューよりも、みんなで食べることができる年に数回あるかないかというお弁当は何よりの楽しみであり、最高のご馳走であることが伝わってきました。はと組・あい組の保護者の皆さん、朝の忙しい中、お弁当のご準備ありがとうございました。
 さて、昨年もほぼ同時期に、現在小学一年生と「トントンの丘」に出かけ、その際にも作ってあげた朴の葉のお面、服装を見なければ、たった一枚の葉っぱのお面だけで誰が誰やら分からなくなるのですから面白いものです。お時間のある時、行ってみてはいかがですか
2020年10月22日(木) No.2913 (園長日記)

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