Diary

なぜ?


今日は全国的に雨の予報がなかったように、湿度もなく秋晴れの気持ちの良い一日になりましたが、なぜ、この天気が先週土曜日でなかったの?と思ってしまう反面、1歳児うみ組の子どもたちが車が通行できない時間帯にアスファルトのところへ出て楽しそうに駆け回る姿やフェンス越しに僕に話しかけてくれる様子、5歳児めぐみ組のSちゃんが心待ちにしているザクロがついに割れ始めピンク色の実が見えるようになったことを教えてくれる様子を見ると子どもたちの成長を感じられ嬉しくなります。その一方で4歳児の遠足が予定されている木曜日とサッカー教室が予定されている金曜日がまた雨の予報が出ていて、なぜ?と思ってしまいます。少々の雨の場合、外で遊んでいるとはいえ、子どもたちが楽しみにしている時はせめて曇り空であって欲しいと思いますし、今年はなぜこんなに天気予報に悩まされるのか考えてしまいます。
 また、なぜ?といえば、今日、栄養士のY先生が健康保育で4歳児の子どもたちに箸の正しい持ち方・使い方をお話ししてくれたのですが、午後Y先生から正しい持ち方ができる子どもは1〜2割程度だったこと、そして、その原因や改善方法について質問や相談がありました。しっかりとした根拠はありませんが、要因の一つには文明の進歩とともに世の中が便利な時代になりライフスタイルも大きく変化し、おじいちゃんおばあちゃんが子どもたち時代には日本の生活・文化として当たり前に(身近に)あった手先を使うこと、例えば紐を使ってコマを回す、靴の紐を結ぶ、ナイフで鉛筆を削ることなどがなくなり、食事でも食器を持つことも箸を使うこともない、スプーンやフォークを使って食べるメニューが増え、場合によってはハンバーガーのようにそのどれも使わずに食事ができるようになったことが箸を上手に使えない、食器を摘むように持つといったことにつながっているのでは?という話になりました。だからこそ保育園生活の中に昔当たり前にあった指先を使うような生活や遊びを取り入れて行かなければならないと時代になったことを痛感させられました。それでも、夕方、当番だったM先生に渋柿を剥いてもらい味見をして顔をしかめる様子や木登りや柱のぼりをする子どもたちの様子・姿は昭和の子どもたちと同じように思うのですが・・・。
2020年10月20日(火) No.2911 (園長日記)

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