Diary

苦渋の決断


「今日こそは」との思いで準備を進めてきた親子で遊ぼう会でしたが、5時過ぎから降り出した雨が開始時間が近づくにつれ雨脚が強くなり、止む気配がなかったため悩みに悩んだ末、3月に卒園し今後遊ぼう会を経験することができない5歳児のプログラムに限定して開催することにしました。昨年は台風19号、今年はコロナ禍により3・4・5歳児だけのプログラムに限定せざるを得なかったのに、結局はお天気に悩まされ5歳児だけでの開催となってしまいました。それでものぞみ組・めぐみ組の子どもたち、保護者の皆さんはお揃いのTシャツを身につけ雨対策をして集合時間に間に合うようにグランドへ集まってきてくれました。僕だけが感じたことではないと思いますが、その表情は「どうしてこんな天気に?」とか「30日に延期しては?」という否定的な感情ではなく「今日できてよかった」とか「やるからには楽しもう」という肯定的な思いが伝わってきました。それが、雨の中での声援、保護者の「本気のリレー」で真剣に走ってくださる姿や片付けのお手伝いでひしひしと伝わってきました。もちろん、これまで子どもたちと涙ぐましい準備や話し合い、様々な配慮をしてきた5歳児の担任であるM先生、S先生、それをサポートする先生たちからも物凄い熱意が感じられ、素敵な保護者・スタッフに囲まれともに働くことができていることを再認識し只々感謝でした。一方、苦渋の決断だったとはいえ、5歳児同様にこの日を楽しみに準備してきた3・4歳児の子どもたちと担任、保護者の方々のことを思うと複雑な思いです。来年のことを軽々に口にすることはできませんが、来年度遊ぼう会をするときにはコロナ禍になる前のように、全園児が一堂に会し、青空の下で賑やかな遊ぼう会を迎えられることを願い祈ります。最後になりますが、雨の中ご参加くださったのぞみ組、めぐみ組の保護者の皆さん、応援に駆けつけてくださった3・4歳児の子どもたちと保護者の皆さん、家庭保育にご協力下さった保護者の皆さん、午後まで保育をしてくれた先生や給食を提供してくれた栄養士のY先生、準備や片付けを含め運営に関わってくれた職員全てに感謝します。雨で体が冷え風邪をひくことなく来週みんなが元気に登園・出勤してくれることを祈ります。
2020年10月17日(土) No.2909 (園長日記)

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