Diary

心配


保育園の栗はこれまでにないほどの豊作となりましたが、例年であれば園に隣接するチェーン着脱所には毎日拾いに行っても拾いきれないほどたくさんのドングリが落ちるのですが、今年は梅雨の長雨や梅雨明け後の酷暑が影響しているのか、子どもたちが散歩をしながらドングリを拾いに出かけても、「ドングリ拾い」ではなく、「ドングリ探し」になってしまっています。特にどこかのクラスが拾いに出かけた翌日に出かけたものなら見つけることも困難になってしまいます。こんな様子は園の近くだけではないようで、仙台駅の近くにある、ドングリの実がオブジェになっていてドングリの木がたくさん植えられているビルでもドングリが全く落ちていません。これから例年のように落ちてくることは考えられそうにないので、もし、これが里だけでなく、動物たちの住処である山でも同様であれば、この季節に栄養を蓄え冬を迎えなければならない熊などの動物が食べ物を求め、人里へやってきてくるようなことも増え、同時に人が襲われるリスクも高まります。数年前には保育園からそれほど離れていない地域で熊が出没したこともあるので、ドングリ拾いに出かける時には交通安全だけではなく動物にも気をつけなければならなそうです。
 さて、秋の深まりと比例するかのように、朝の最低気温もどんどん下がってきました。忠、日差しがあれば湿度もなく日中は過ごしやすく、外遊びにぴったりで、今日も多くの子どもたちが園庭で遊んいました。そんな中でも、5歳児のぞみ組のS君は器用に桜の木に登りご満悦、そして、それを根元で見ていた妹のRちゃんは、そんな兄の姿を誇らしげに見ていました。このままの気候が続くと良いのですが、確実に冬はやってきます。そこで、今年も園医にいらしていただき、職員がインフルエンザの予防接種をしてもらいました。今年はインフルエンザだけでなくコロナウイルスのことも心配しなければならない冬となります。予防接種をしたとはいえ、安心することなく、どちらも感染拡大しないように今後も消毒や予防対策に努めていこうと思います。
2020年10月14日(水) No.2906 (園長日記)

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