Diary

待ってました!


親子で遊ぼう会が晴れるようにとの願いを込めて子どもたちがお家に飾ったり、4歳児はと組の保育室の前に飾られている「てるてる坊主」が効いたのか、連日降り続いた雨が上がり、今日は日中日差しが差し込み久しぶりに園庭からいつものように子どもたちの声が響いてきました。5歳児のぞみ組のS君とKちゃんは、雨のお陰で程よい湿り具合になった砂で上手に型抜きをしてお皿に並べて遊んでいました。また、4歳児あい組の男の子たちは、未満児たちが頻繁に遊ぶ(歩く)園庭で幼虫探を探すために穴を掘り始めていました。この調子で次々と掘られては0・1歳児が転ぶ要因になってしまいそうだったので、幼虫がよく出てくるところを紹介する代わりに穴を埋めてもらったのですが、いつもなら掘るとすぐに出てくる幼虫が雨が原因なのか一匹も出てこず可哀想なことをしたしまったようです。ところが、担任のM先生が幼虫探しをしていたすぐ近くに植えてある、ニシキギという木に怪しげな虫がたくさんいることを見つけ「園長先生、あそこの木に気持ち悪い虫がたくさんいます」と教えてくれたので、見に行ってみると、確かに、きみどりいろ(パステルカラー)のカメムシがたくさんいるのです。実はこの虫、以前にもお見えになったことがあり、S学院大学のY先生に危険がないかどうか調べてもたったところ、害はなく、それどころか、一般的なカメムシのように臭くなく、フルーティな香りがすると教えていただいたことを思い出し、確認のため調べてみました。すると「キバラヘリカメムシ」といい、黄色いお腹に黒マント、膝上までのブーツを履いたオシャレなカメムシで、一般的にカメムシとは違い、ハ◯チ◯ウの青りんご味にそっくりなフルーティで爽やかな香りがするので見つけたら香りを嗅いでいただきたい。ということが書かれていました。しかし、見た目が少々グロテスクなこと、そして、フルーティな香りと言われても、カメムシと聞いただけでどうしても臭いという先入観もあり、匂いを嗅いでみていません。勇気がある誰かに是非確かめてもらいたいと思っています。
 さて、今年も秋の味覚の代表「さんま」が深刻な不漁で、気仙沼では数日前に今年初めての水揚げされたというニュースが伝えられましたが、今日の給食で「さんまの塩焼き」が提供されました。5歳児は骨付きのまま提供されたため、普段、食べ慣れていない子どもたちは悪戦苦闘!中には担任や栄養士のY先生に骨を取ってもらう子もいましたが、反対に漫画で描かれるように、見事に骨だけ残し上手に食べる子どもたちも見られビックリするやら嬉しいやら・・・。もちろん、今日提供されたのは生さんまではなかったようですが、しっかりと脂がのり美味しくいただくことができました。今後、安定した水揚げが続き、高級魚となりつつある「さんま」が、庶民の味として食卓に上ること、特に給食では絶対に提供されることがない刺身として食べられることを期待します。
2020年10月13日(火) No.2905 (園長日記)

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