Diary

コロナ禍の中で


今日も午後まで雨が降り止まず、園庭から子どもたちの声が響くことはありませんでした。3・4・5歳児は「親子で遊ぼう会」が延期になったこともあるのでしょう、いつになくテンションが低く、そんな様子から、いかに残念に思っていたかが伝わってきました。ところが、週間天気予報によると、今週末のお天気も今一つという予報が出ていることもあり、もし、天気予報が的中しようものなら、子どもたち以上に先生たちが落胆する姿が目に浮かびます。今年度はコロナウイルス 感染症によって行事の中止や変更が余儀なくされるような異例ずくめの保育が続いていることもあり、特に5歳児の保護者の方々と担任は少しでも思い出になる行事として遊ぼう会が開催できることを願っています。もちろん、その気持ちは5歳児の担任だけでなく、職員みんなの思いであり、遊ぼう会を迎えるまでクラスの垣根を越え、毎日のようにリレーをしたりドッジボールをしたりしながら成長してきた子どもたちの姿を是非とも多くの方々にご覧いただきたいそう思っています。そして、そんな5歳児の姿を見た4歳児が刺激を受け、継承していってくれることを願わずにはいられません。一方、保育園の親子で遊ぼう会は、昔の乳幼児施設で見られたような練習に練習を重ね当日を迎える「運動会」とは違い子どもたちも先生たちも喜んで準備してくれているものの、今週末もあいにくのお天気となり、中止となった場合、この行事のねらいや目標が達成されなかったことになります。そう考えると、今一度、本当にこの行事が必要なのかどうかも考えなければならない時代がやってくるのかも知れません。
 さて、日に日に秋が深まり、朝夕の冷え込みが感じられるようになってきました。園庭の柿の木が葉を落としはじめたことで、オレンジ色になってきた実が目立つようになり、気が付けば子どもたちが夢中で追いかけていたトンボや忙しそうに働いていたアリの姿も見られなくなり、今朝2階のバルコニーではきりぎりすと思われる虫が息絶えて横たわっている様子にイソップ童話の「アリときりぎりす」を思い出し、また、園庭の畑の冬野菜たちが順調に育っていそうな様子を見ると暖炉に日を入れる時期が近づいていることも実感させられます。この寒暖の差で体調を崩さないように気をつけなければ・・・。
2020年10月12日(月) No.2904 (園長日記)

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