Diary

驚き!


宮城県の幼稚園では宮城私立幼稚園連合会や仙台市立幼稚園連合会の申し合わせにより、毎年10月1日に翌年度の入園募集(入園要項や入園願書の配布)が始まります。同様に大河原町の保育所でも来年4月からの保育所(園)の新規入所児童の募集が始まり、その頃から園見学にお見えになる方が増えてきます。今日も0歳児の保護者の方がお見えになり主任のY先生が園舎内を案内しながら保育園のことを伝えてくれました。一通り案内を終え戻ってきた際、「町内には複数の保育所(園)がありますから、ぜひ、他の園もご覧になってみると良いですよ」とお話しし、職員室へ戻ったのですが、園庭のフェンスの所に2歳児の子どもたちがへばりつき、駐車場の方を向いて誰かと話をしているのが見えました。一体誰と話をしているのかと思って見てみると、園見学にお見えになった方が駐車場に向かって歩いている時「だあれ?」「どうしたの?」etcと話しかけていたのです。初めてお見えになった方にでもフランクに話しかける子どもたちに、見学にお見えになったご夫妻がどのような感想をお持ちになったかは知る由もありませんが、僕はとてもほのぼのとしていて素敵な一コマに見えました。そして、これこそが保育園の姿であり、子どもたちそのものが園の案内をしてくれているように思えてなりませんでした。また、4歳児はと組のYちゃん、Hちゃん、Fちゃんが0歳児の保育室前のバルコニーに置かれている椅子で「お家ごっこ」をして遊んででいたのですが、Yちゃんがお昼寝の時に先生たちが背中を優しくトントンと叩いてあげるのを真似するように、Hちゃん、Fちゃんを寝かせていました。スポンジが毟り取られボロボロになっていく椅子がこの時ばかりはふかふかの布団やベッドなのでしょう。また、1歳児うみ組の子どもたちがお昼寝をしている時、届け物を持っていた時、子どもたちが、魚市場でセリにかけられるマグロのように規則正しく並んで眠っていました。3・4・5歳児は好きな友達をお昼寝をするためランダムに布団を敷くため、前述の魚市場の競り場のマグロようには並んでいません。どちらが良くて、どちらが良くないということではなく、どちらも微笑ましい寝姿でした。
2020年10月09日(金) No.2902 (園長日記)

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