Diary

今日も色々ありました


バスが停めてあるフェンス越しで、3歳児ひつじ組のH君・Ⅿ君・Ⅿ君、3人が顔を突き合わせ地面をのぞき込んでいます。いったい何をしてるのだろうと思い「何見てるの?」と声を掛けてみました。すると「こいつ見つけたの!」と言いながら地面を指差すので、指差す方を見てみると町内のあちこちで被害を及ぼしているという「アメリカシロヒトリ」が落葉の上をモコモコ歩いています。しかし、毛虫を触ると危険ということを認識していることもあり、しゃがみ込み、棒やつま先でこわごわつついています。そんな3人に「この毛虫、このままにしておくと桜の木の葉っぱを食べてしまうんだけどどうする?」と聞いてみました。すると、僕の顔を見たあと、じゃあやっつける」と言って靴で潰し始めました。しかし、それも恐る恐るといったこともあり、毛虫とは全く違う地面を踏みつけていて一向につぶれる気配がありません。すると、それまでとは違い、意を決したM君が躊躇することなく踏みつけました。その結果、つぶれた毛虫が靴の裏に貼りつき、一瞬どこに行ったか分からなくなった瞬間不思議そうに顔を見合わせ、靴底から剥がれ落ちると、もう一人のM君がとどめを刺すように靴で毛虫をぐりぐりと地面に擦りたことで付け形がなくなりました。その後、数匹のアメリカシロヒトリを見つけたのですが、経験上、被害がなかったことに安心したようで、自信満々に踏みつぶしていました。こんな子どもたちがいれば、駆除をするための薬品散布は不要でしょう。
 さて、0歳児ひかり組の子どもたちの様子を見ようと保育室をのぞき込んだとき、目が合っただけで泣かれることがよ〜くあるのですが、今日保育室の前を通りかかったとき、丁度絵本を読んでもらっていて、担任のR先生の方を見ていて僕の存在に気付いていません。とは言え、子どもたちが椅子に座り集中して絵本を読んでもらっている姿に入園時からの成長を感じ驚かされました。そして、こんな風に安心して過ごせるように関わってくれている先生たちに感謝です。
 最後に隣接する町で事件が起き、犯人が逮捕されていないため保育計画の変更をせざるを得なくなってしまいました。多くのクラスではがきを投函することを予定していましたが、それも断念することに・・・。そこで、少しでも投函気分を味わってもらえるように職員室に段ボール箱で作ったポストを作ってみました。お世辞にも立派とは言えないポストにもかかわらず、5歳児めぐみ組の子どもたちがハガキを投函しに来てくれました。コロナウイルスに殺人事件と伸び伸びと過ごすことができないことが何とも悔しく思います。明日は大勢の大人の目と手がある中で5歳児が稲刈りをさせてもらう予定です。日々楽しく過ごしているのでストレスなど溜めこんでいることはないと思いますが、みんなが良い経験をさせてもらえることを楽しみに明日を迎えたいと思います。
2020年09月17日(木) No.2888 (園長日記)

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