Diary

素晴らしい環境!


一昔前は、仙台市中心部でも意外と空き地や原っぱがあり、時には道路でも子どもたちが群れて遊ぶことができました。しかし、どんどんビルやマンションが立ち並び、道路が拡張され昔あった空き地や原っぱが激減し、その代わりきれいに整備されたものの禁止事項がいっぱいの公園ができました。それに比例するように家の中でも遊ぶことができるゲームが遊びの中心となり子どもたちの声が響くことがなくなりました。一方、大河原町や保育園、園の周辺はまだまだ自然豊かで様々な経験や学びができる環境ということができます。今朝も園庭にめぐみ組のM先生が描いてくれた渦巻きで5歳児が「『ぐるぐるじゃんけん』しよう」と声を掛け合い遊び始めようとしていました(僕が働いていた園では「うずまきじゃんけん」といっていました)。園によっては立派な大型固定遊具で遊んだり音楽に合わせて踊ったりするところがある中、私たちの園では乾いた園庭にじょうろ(水)で線を描き「ドッジボール」や「ぐるぐるじゃんけん」をして遊んでいる、必死になってトンボを追いかけている、蚊に刺されそうな草の生えたところでバッタを探している。そうかと思えば浴衣姿の5歳児めぐみ組のEちゃんがニコニコしながら回転する遊具に乗って遊んでいるなど、令和に時代が変わっても子どもたちの姿は昭和を思わせる昔ながらの遊びが多く、遊びが伝承されていることがわかり、自分が楽しく遊んだ時の情景が浮かびました。本来、子どもは友だち(異年齢を含)と遊びを通して関わり、また、自然と触れ合うことで、たくさんのことを獲得していきます。今日も9月とは思えない暑い一日となりましたが、黄金色の田んぼの稲が頭を垂らす様子や赤トンボが枝に止まるのを見ると間違いなく秋になったことを実感させられます。天気予報によると明日から雨の日が続くとのこと。今日しようと思っていた草刈り、事務のOさんに「暑いので止めた方がいいですよ」と止めてもらったのですが。しばらく出来なくなるかと思うと草の伸びが気になりますが忠告してもらった通り涼しくなった時に作業をすることにします!
2020年09月08日(火) No.2881 (園長日記)

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