Diary

来年こそは!


例年であればお泊まり保育と同時進行で準備が進められていた「夏まつり」は大勢の保護者の方々がお見えになり子どもたちと一緒にコーナー遊びを楽しみ、ランチルームで仲良しの友達や保護者同士て歓談しながら食事をする光景が見られていました。しかし、年々、内容が加熱し先生たちの仕事量が増えていることもあり、今年度の予定を立てた当初から年間行事予定に入れませんでした。ところが、毎年この恒例行事を経験して来た5歳児と担任の2人にとって「夏まつり」は特別だったようで、保護者の方々をお迎えすることはできなくとも自分たちで「夏まつり」を行うことを計画し商品作りなど様々な準備を続けていました。そして今日、その当日を迎えたのですが、水曜日には役割分担を確認することを含めプレオープンさせていたこともあり、準備万端、やる気満々!オープン予定時刻の10時になると、園内放送を使い子どもたちが「夏まつり始まりました。」「きてください」のアナウンスが入り、それと同時に甚平を身に付けた2歳児クラスの子どもたちを筆頭に次々お客さんが雪崩れ込み、2階ホールには「いらっしゃいませ〜!○○はいかがですか?」という呼び込みの声が響き一気に賑やかになりました。お面コーナーの商品はお泊まり保育でテーマになった絵本のネコのお面が並べられ、そのお面をお買い物に来てくれた小さな子どもたちに被せてあげるという微笑ましい姿、金魚すくいコーナーでは水が張られたタライに手書きの魚やカニが浮かべられている。その他にも美味しそうなりんご飴や綿アメやチョコバナナ、簡単そうで難しい新聞紙の輪投げ、水の入っていない水ヨーヨーコーナーなど全て心のこもったオリジナル!そんな、今年の「子ども夏まつり」はお客さんも売り子さんも満足する内容で、保護者の方々にもいらして欲しかったと思いました。今年度、夏まつりを予定していたとしてもコロナウイルスの影響で行うことはできなかったと思いますが、来年は何とかして再開し、これまでのように困難な中で生活している方々や被災地に献金を献げられることができればと思います。何はともあれ、こんな楽しい企画を実現してくれたM先生、S先生、子どもたちに感謝します。そして、この経験が他の年齢の子どもたち、先生たちの心(記憶)に残り、継承してくれることを願うものです。
 さて、夏が終わろうとしている時、3歳児てんし組のH君が何とかしてカブトムシを捕まえるためにと仕掛けた複数のトラップ、残園なながら一匹も捕獲することができずにいましたが、遂に今日、担任のN先生が「また来年やってみようね」と言いながら撤収作業に取り組んでくれました。一匹も捕獲できなかったけれどH君は納得したのか悲しそうな様子もなくそれどころかニコニコしていました。ぜひ、来年は今年の反省を生かし、早めに仕掛けてあげようと思います。
2020年09月04日(金) No.2879 (園長日記)

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