Diary

アーメン


キリスト教でお祈りや賛美歌などの最後に唱える「アーメン」という言葉には、「まことに」「確かに」「そうなりますように」といった意味があります。子どもたちは朝の集まり、食事やおやつの前、降園前の集まりなど、1日に何度となくお祈りをしていますが、お祈りする先生の感謝や願いをしっかり聞き、最後に「アーメン」と言って祈りを献げます。もちろん年齢によっては難しいこともありますが、未満児でもしかりと手を合わせ、目を閉じてお祈りしています。そんな中、今日から2歳児と4歳児クラスに新入園児が仲間入りしてくれました。4歳児あい組にやって来たR君は保育経験はあるものの、キリスト教の園ではなかったため、クラスでの初めての朝の集まりでM先生がお祈りのために弾いた前奏曲や子どもたちが歌うこどもさんびかを聴く(歌う)のも初めて。ましてやお祈りなどこれまで経験したことのないこともあり、みんなと同じように椅子に座り手を組み目を閉じていましたが「この歌知らない!」などと言っていたようです。クラスに新たな友達が増えたことで、在園していた子どもたちに良い刺激が与えらることを願っていますが、一方で担任の先生はR君が1日でも早く保育園に慣れるように子どもたちの力も借りながら様々な配慮し、祈りながら保育をすることになるでしょう。そんな子どもたち、先生たちが日々楽しく過ごしてもらえることを祈ります。
 さて、今日は5歳児めぐみ組のY君のお誕生日だったため、お父さんお母さんがお休みをとってくださりお誕生会にいらしてくださいました。随分前からこの日を楽しみに待っていたY君は嬉しそうに登園し、霧雨が降る中、お父さん・お母さんにもドッジボールに入ってもらうなど楽しそうに過ごしていました。そして、保育室に戻る前、お約束のようにリレーが始まった頃、霧雨が本降りのように降り始めました。お父さん・お母さんは雨宿りをしながら、のぞみ組・めぐみ組の対抗リレーを見守って下っていてたのですがアンカーだっYK君がゴールテープを切ったのは、残念ながらのぞみ組がゴールテープを切った後となってしまいました。のぞみ組の子どもたちが大喜びする姿をめぐみ組の子どもたちは悔しそうに見ていましたが、遅れてゴールテープを切っても泣かないY君の姿に改めて成長を感じました。Y君がこれからもたくさんの方々に愛され健やかに成長することができますように。
 そうそう、先日来、3歳児てんし組のH君はバナナトラップやライトトラップを仕掛けカブトムシを捕獲できることを願い祈っていましたが、このところぐ〜んと気温が冷えて来たので、今年はH君の願い・祈りが叶うことはないだろうと思っていましたが、今日の夕方、5歳児めぐみ組のHちゃんのお母さんが「もしよかったら、保育園で飼ってくれませんか?」とメスのカブトムシを持って来てくださったというのです。そのご好意に感謝しM先生が預かってくれたのですが、誰が(どこのクラスで)飼育すべきか考えた時、多くの先生たちの頭に浮かんだのは言わずもがなH君!しかもカブトムシが届いたのが偶然にも(不思議なことに)お母さんがH君を連れて階段を降りてくるちょっと前。そこでお母さんとH君に経緯を伝え、このカブトムシをするかどうするか聞いてみると「連れて帰る」と目を輝かせ帰宅していきました。あの様子だと間違いなく帰宅後、嬉しくて興奮しながらお世話していることでしょう。いずれにしろ真剣に願い祈れば、その祈りは聞き入れられるということでしょう。明日は年に一度の県の指導監査の予定日です。保育・給食・出納など全て監査して頂くことになりますが、大きな指摘がありませんように・・・。
2020年09月01日(火) No.2875 (園長日記)

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