Diary

シフトチェンジ


家庭とは違い、心置きなく(思う存分)水を使い、歓声を上げながら遊ぶことができた保育園のプールでの水遊びも今日の5歳児の活動でお終いとなりました。コロナ禍でのプール(水遊び)活動については町内の保育施設や小学校の判断を参考にしながら先生たちと話し合って行いましたが、猛暑どころか、酷暑とコロナが重なったこの夏、海水浴やプールに出かけることを控えたご家庭や子どもたちにとっては砂漠のオアシスのような場所になったことでしょう。5歳児のぞみ組の子どもたちが水から上がった後、給食の準備のため保育室へ戻る2歳児つき組の子どもたちが通りかかった数人をプールに入れてあげたのですが、これまで沐浴程度にしかならなかった「たらい」とは違うサイズ、水量のプールに泣くこともなく大喜びしてくれました。また、5歳児の中にも顔に水がかかるのを嫌がる子がいるというのに、1歳児うみ組のK君はプールから飛び散る水しぶきにも、ホースで散布される水にも動ずることなく、まるで雨の日を楽しんでいるかのようでした。このK君、保育園の水遊びがきっかけでお風呂でも頭からシャワーを掛けられても平気になったというのですから驚きです。数年後どんな様子でプールで遊ぶか楽しみであり、あんなに平気であれば水泳でのオリンピアもあり得るのでは?なんて思ってしまいました。こんな風に皆が喜んで楽しく遊んだ水遊び、まだまだ暑い日が続きそうな気配もありますが、保育にもメリハリは必要、各地で水害に遭い今なお困難な中にある方々、一方で水を求め何キロも歩かなけらばならない、また、汚れた水を飲まなければならない人々がいることを想いながら、事故や怪我なく水遊びができたことを感謝し、解体・洗浄し片付けの準備をしました。明日からはプールが置いてあったところがまた三輪車などのレース場と変わって行くかと思いますが、これからの行事に向けてシフトチェンジして更に保育をしたいと思います。
 さて、いつも面白いことを考え(思い付き)実行に移す4歳児の子どもたちが今日も朝から桜の木の下で割れた竹を繋げて賑やかに遊んでいるので「何してるの?」と聞いてみると「えっ、『流しそうめん』だよ!」との返事が返ってきました。いつ誰がどこで『流しそうめん〛を経験したことがあるのかは聞きませんでしたが、不具合を確かめながらじょうろで水を流す様子に「凄い」「楽しそう」「素晴らしい!」と感心させられました!
2020年08月27日(木) No.2872 (園長日記)

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