Diary

着実に


朝夕幾分涼しさを感じられるようになり、着実に秋が近づいていることも実感できるようになりました。ジメジメと湿度が高く更に尋常じゃない暑さは勘弁して欲しいと思いますが、日に日に日が短くなり、落ち葉が落ち始め、寒くなってくるかと思う心のどこかで夏が去らないで欲しいと思ってしまいます。一方、園の敷地内あちこちで巣を作り、獲物を捕らえ着実に大きくなっている蜘蛛たちを見ていると自然は止まることなく時を刻み続けていることを知らされます。また、3・4・5歳児が年齢ごとに守っている礼拝の様子から4月からの成長が伝わってきます。中でも今日の5歳児の子どもたちの入退場やお話を聞く時の落ち着きようにはビックリさせられ、思わず3月の卒園式を思い浮かべたほどです。そんなこともあったので、二階倉庫で熟成中の味噌の様子が気になり覗いてみたところ、カビも生えることなく着実に発酵が進んでいるようで、美味しそうな味噌の匂いがしていました。もし、長梅雨のまま気温が低い日が続いていたとすると熟成もゆっくりだったのかも知れません。そう考えると、この夏の暑さは必要だったということなのでしょう。
 さて、先日来お伝えしている4歳児てんし組H君のバナナトラップ、H君の手が届かない高さに取り付けてしまったので、先週末「自分でも確認できる高さに別なトラップを付けてもいいですよ・・・」なんてお母さんとお話しをしたのですが、今朝、担任のN先生に「トラップ一つ増えてますよね!?」と言われたので見てみると、本当にH君でも獲物がかかっているかどうか確認できる高さに新たなトラップが取り付けられているのです。土曜日に出勤してくれたY先生が土曜日にお母さんと一緒に保育園にやって来て取り付けたということを教えていただきましたが、H君、NHKの某番組に登場する、かまきり先生(俳優・歌舞伎役者)に着実に近づいているように思います。ぜひ将来のかまきり先生のために保育園で(僕が)できることがあれば力になってあげるべく、今日、トラップの様子を懇意にさせていただいている某大学の先生に送りカブトムシ確保についてご指南を乞いました。いい返事が返ってくることを期待します。
2020年08月24日(月) No.2869 (園長日記)

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