Diary

生きる


一年の中でも「平和」や「命」について強く考える8月。先週9日は長崎に原爆が投下された日、12日は乗客乗員520人が亡くなった日航機墜落事故から35年目の日。そして、15日は終戦から75年という節目の日でもありました。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、それぞれの式典が簡素化されるなど、これまでとは違った式典、手の合わせ方となりました。同様に例年であればお盆休みで里帰りのために渋滞する高速道路も移動を自粛する方々が多くほとんどの高速道路で渋滞もなく、乗車率が100%を超えることもある新幹線も空席が目立ち、空港や飛行機も空いていたようです。故郷への里帰りを楽しみにしていた方々、子どもや孫が里帰りしてくることを楽しみにしていた方々にとっては夏祭りもなく何とも寂しい夏は暑さだけが記憶に残ったことでしょう。僕も三日間のお休みをいただきましたが、その間、新聞やテレビを通して改めて戦争や命について考えさせられました。何事も絶対(100%)ということはない中、この世に生を受けたからには誰にでも絶対(100%)訪れる「死」。「生きる(生きている)」ということは「死」と裏腹であることを再認識し戦陣に散り戦禍に倒れた方々のご冥福を祈りました。
 さて、数日ぶりに出勤すると、職員室の棚の胡蝶蘭が一輪、花を咲かせていました。昨年度、角田光の子保育園の落成の際、お祝いでいただいた鉢の一つをいただき枯れないようにお世話していたのですが、栄養不足で少々小さな花でしたが何だかとても嬉しくなりました。また、園庭では暑さに負けずサルスベリがピンク色の花を咲かせています。一方、もう少し暑い日が続きそうですが、畑の夏野菜たちはそろそろ秋野菜にその場を譲らなければならなそうです。さて、今度はどんな野菜が植えられる(蒔かれる)のでしょう?
2020年08月17日(月) No.2864 (園長日記)

No. PASS