Diary

克服できない!?


8月に入り、長かった梅雨がようやく開け、太陽の日差しが戻ってきました。そのお陰なのか、昨日,日曜日で保育園がお休みで誰にも食べられなかったらなのか赤く色付いたトマトが目立ち始めました。今朝、そのトマトを4歳児あい組のM先生が子どもたちと収穫し、バルコニーに座って洗ったトマトを食べています。それを5歳児、のぞみ組のKちゃんが見ていたので「ねえ、分けてもらって食べてみたら?」と声をかけてみました。ところが、嬉しそうな顔をしないので「もしかすると、トマト嫌いなの?」と聞いてみると「うん!」という返事が返ってきます。そこで、「このトマトは『ぷちぷよ』と言ってすっぱくないんだってよ!少し分けてもらって食べてみたら」と再度声をかけてみました。すると、その気になってくれたようで、M先生のところへ近づき、半分にしたもらったトマトをもらい、それを口に運びました。甘くフルーツのようなトマトと聞いていたので「うん!おいしい!」と言ってくれることを期待して見ていたのですが、「ううぇ〜!」と言いながら顔をしかめ口から出してしまいました。何とか、トマト嫌いを克服して欲しかったのですが、今日の様子では克服するには難しそう。それどころか一層トマト嫌いになったような気がしてきて心配です。そうかと思えば午後の保育の時には4歳児のYちゃんとRちゃんがまだ完熟には程遠いトマトを嬉しそうに頬張っていました。そうそう、前述のトマトが苦手なKちゃん、トマトを食べる前、「このチョウチョ小さくて捕まえるの難しいけど、羽根が綺麗なんだよね〜!」と言いながらシジミチョウを追いかけて園庭を走り回っています。道具を使うことなくして捕まえるのは難しいと思っていたのですが、しばらくすると見事に捕まえ、「やった〜!やっぱり羽根きれい」と大喜びしていました。一方、Kちゃんとは対照的に担任のS先生は蝶々を始め予測不能な動きをする飛ぶ虫たち全般が苦手とのこと。この虫嫌いを克服するのも難しいことでしょう。
 さて、5歳児のS先生・M先生と5歳児の子どもたちは畑で育てたパプリカを使って青椒肉絲を料理して食べる計画をしているのです。トマト同様、子どもたちが苦手な野菜の上位にランクされるパプリカ(ピーマン)、美味しく料理し子どもたちみんなが喜んで食べてくれるといいのですが・・・。
 ところで、今年も一年でも平和を強く考える8月を迎えました。特に今年は終戦から75年という節目を迎えますが、のぞみ組S先生の今朝のお祈りと週案に書かれた、“昔起きた戦争や今も続く紛争に触れ、世界中の人々が仲良く過ごすためにはどうしていくべきか子どもたちに問いかけていくこと、その上で平和を考え深めていけるようにする”というねらいを読み、平和の大切さと争いのない世界が実現することを切に願い祈りました。
2020年08月03日(月) No.2857 (園長日記)

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