Diary

奇跡のような一日


今日はのぞみ組・めぐみ組に進級早々から期待と不安を抱きながら準備を進めて来た「お泊まり保育」当日。数日前の天気予報ではお天気になると知らせていたのに、日が近づくに連れて怪しげな雲行きに・・・。そして今朝は霧雨が降る生憎のお天気。これまでメニューの試作を含め、お泊まりに関する日には雨になることがなかった担任たちが、ついに天気を案じ「園長先生、お弁当は持って行かず保育園に戻ってから食べるようにした方がいいですか?」と何とも弱気なことを言い出すではありませんか!そこで、「ここに来てなに弱気なこと言ってるの!お弁当を持って行って雨が酷くなたったら保育園に戻って来て食べればいいけれど、保育園に置いて行ったらお天気になってもお弁当を食べられないでしょ。絶対大丈夫だから持って行こう!攻めて行こう。攻めて!」と根拠のない自信と励ましをして、予定通りお弁当を持って出かけることにしました。そして、出発時、4歳児がバルコニーから「行ってらっしや〜い」と手を振りながら見送ってくれたのですが、目的地の“太陽の村”に向かう途中、どんどん雨足が強くなってくるのです。それでも、「絶対に大丈夫」「いやそうなって欲しい」との願いがありました。そこでそんな願いを込め、子どもたちと「晴れろ!晴れろ!」と叫びながらバスを走らせました。そんな祈り・願いが通じたのか、目的地の山の頂上に到着した時には霧で下界は見えないもののレインコートは必要ない程度の雨に変わったのです。バスを降り荷物をまとめ、記念撮影をした後、4グループに分かれ4つのmissionに取り組みましたが、クラスの枠を超え与えられたmissionに夢中で楽しそうに取り組む姿は日々の生活そのものだと痛感・再認識させてもらいました。
 さて、4つのmissionの中で見ていて特に楽しかったのは二人づつ乗ったソリで急な坂を滑り降りる第1のmissionと、第4のmissionのタコをやっつけるために乗り越えなければならないトランポリンの要素がある遊具でした。急な坂を何度も上り下りしても、不安定な遊具の上を走ったりジャンプしたりしても休憩することもない子どもたちの体力には驚きでした。こんな風に遊んでいるうちに霧が晴れて山頂から様々なものが見えるようになりました。その中に岩沼の製紙工場の煙突から煙が立ち上っているのが見えました。それがまるで雲工場のように見えてなりませんでした。missionをクリアするためにたくさん身体を動かしお腹が空いた後は、お楽しみのお弁当の時間、保護者の方々の苦労が感じられるキャラ弁などみんな喜んで食べていました。その後、再度一遊びして園に戻り、一休みした後はこれまたグループに分かれ夕食作りに取りかかり、美味しい夕食を食べることもできました。その後は水族館に変わったひつじ組を見学、先生たちによるお楽しみの劇の鑑賞、キャンプファイヤー、花火、お風呂(お湯をはったプール)に入浴と楽しいことが続きました。そして、みんな興奮し疲れたのかあっという間にみんな眠りにつきましたが、入浴する頃から雨が降り出したことに驚きに改めて驚かされました。あと数時間すると子どもたちが目を覚ましますが、みんな保育園に泊まることができたことで自信に満ち溢れた笑顔を見せてくれることでしょう。まだまだ書きたいこと、お知らせしたいことがありますが、映像を含め明日以降にまたご報告いたします。日付が変わっても眠れない保護者の方々もいらっしゃるかと思いますが、子どもたちはみんなすやすや眠っていますので安心してお休みください。そして、明日の朝(厳密にいえば今日)子どもたちの成長した姿をごご覧いただければ幸いです。
2020年07月17日(金) No.2849 (園長日記)

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