Diary

学びの基礎


今朝も降った雨でできた水たまりに子どもたちが集まり、いつものように水遊びを楽しんでいましたが、同じ水遊びでも年齢によって内容(性質)が違うことがよ〜くわかります。5歳児は園庭のあちこちに落ちている木の枝や皮、少しずつ腐食が進み、粉々になってきた丸太の破片を拾ってきて、そ〜っと水たまりに入れて浮かぶかどうか確かめ、浮かんだ木は船に見立てるなどして遊んでいます。また、その際も、みんなが登園して来たらドッジボールをするということを考えていて、手は濡れても服や靴が決して濡れることがないように気を付けていました。一方、1・2歳児はと言えば、5歳児とは対照的で自分の服や身体が濡れることはもちろん、周りの誰かが泥んこで汚れてしまうことなど全く気にすることなどなく派手に足踏みをし、履いている長靴の中も、着ていた服も全てびしょびしょに・・・。中には身体ごとダイブする強者までいるので、先生たちは着替えやシャワーと大忙しになってしまいます。しかし、このような遊びを通し、水や砂や泥の感触や温度に気付き、どうして?とか、快・不快という感覚を身につけていくことになります。これ(遊び)こそが就学前の子どもたちの学びの基礎であり重要なことです。出来ることならば子どもたちの様子を動画でご覧いただけるといいのですが、それができないのが残念です。
 さて、今日から0歳児ひかり組に2人の新しい仲間が加わりました。そんな0歳児クラスの給食の様子と言えば、「いったいどうすればそんなところにご飯粒が付くの?」とか「食べる量とこぼす量、どっちが多い?」と思ってしまう光景は日常茶飯事。こんな日常を繰り返し少しずつ成長していきます。来年の今頃、この0歳児たちも水たまりでびしょ濡れになっていることでしょう。
2020年07月01日(水) No.2837 (園長日記)

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