Diary

ぼくらはみんな生きている!?


今朝、いつものように園舎内の消毒をしていると、1歳児クラスで保育をしてくれていたA先生が廊下側の窓から顔を出し僕に何かを話しています。その様子から単なる朝の挨拶ではないことが伝わってきたので、一旦手を止めてA先生のところに行ってみました。すると、「ひかり組の保護者の方がひかり組に🐛ゲジゲジがいたというので見ていただけますか?」とのこと。そこで、雑巾を持ったまま、すぐさまひかり組の保育室へ向かい、ゲジゲジがどこにいるか探して見ると、保育室の隅を凄い勢いで大きなムカデが歩いているではありませんか!ゲジゲジと聞いていたので大したことないと思っていたのですが、緑がかった体にオレンジ色のたくさんの足という姿に一瞬おののいたものの、逃げられたら大変!丁度いいことに手に雑巾を持っていたので噛まれることがないように気を付けて捕まえ水の入ったバケツの中へ沈めました・・・。これで動かなくなったので一安心と思って、子どもたちに見せに行ったのですが、しばらくしても生きていて動き出すのですからその驚くほどの生命力にビックリ!!!一方、子どもたちは見たこともない不気味な生き物を見て「気持ち悪い」とか「怖い」といいながらも興味津々でバケツをのぞき込み大騒ぎ。そんな中、5歳児めぐみ組のT君は保育室の図鑑を持ってきて「園長先生、これだよ」とムカデが掲載されているページを広げ、みんなに見せてくれました。そうかと思えば、1歳児そら組のM先生が「園長先生、バルコニーにあるボイラーの中にハチが入って行くので見てみたら巣を作ってるんです」と困った様子。そこで、今度はハチ退治用のスプレーとひばさみをもって駆除に出動。すると小さなハチが飛んでいるのを確認、そして、教えてもらったボイラーを下から覗いてみるとハチの巣ができていたのすぐさまスプレーを発射し、飛ぶことができるハチがいなくなったことを確認した後、ボイラーのカバーを外して巣を撤去終了!その後、職員室の近くにいてあるビオラの鉢に毛虫がいることに気付き駆除、そして職員室にトンボが迷い込んでくるなど、今日は生き物とたくさん関わる一日でした。そうそう、これから蚊に刺されないように蚊取り線香を焚かなければならない季節の始まりです。刺されて痒いのは嫌ですが、あの煙たさは蚊同様苦手です。
 さて、話は一転しますが、今日、片付けてあったプールを5歳児に手伝ってもらい園庭の指定の場所に運び、高圧洗浄機で洗浄した後組み立てました。多くの園で今年度のプールでの水遊びをどうするか検討している(してきた)ことと思いますが、嘱託医に相談し、一度に入水する子どもの数を減らすなどの配慮をして3・4・5歳児は大きなプールで水遊びを行うことにしました。コロナウイルスの感染はもちろんのこと、水による事故に十分気を付けて過ごしたいと思います。ところで、毎年プールを組み立てていると感じることがあります。それは、他の園では誰がどのようにバラバラなプールを組み立てているかということです。〇〇年前、幼稚園教諭一年目、仙台私立幼稚園連合会の新任研修に参加した時200名以上の参加者がいたであろう中で男性は僕たった一人でした。あれから何年も過ぎたというのに未だに保育界は殆どが女性という何ともアンバランスな世界(業界)だと感じます。それには、男性保育者によるあってはならない事件なども影響していると思いますが、男性保育者や男性職員がいない園では前述のような有り難くない虫たちの駆除を始め性別に関係なく求められていることでしょう。何かいいか解決策があればいいのですが・・・。
そうそう、ムカデは漢字で「百足」と書きますが、実際の足の数は40本でした。
2020年06月23日(火) No.2830 (園長日記)

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