Diary

きれいになりました!?


5歳児のぞみ組のKちゃんが始めたことがきっかけとなり、このところ5歳児の女の子たちの間で「泥だんご」作りが流行り始めました。ところが、砂は園庭の至る所にふんだんにあるものの、泥だんご作りに適した粘り気のある土(泥)がないため、上手にできたと思っても乾くとすぐに壊れてしまいます。そこで、田んぼの先生であるHさんにお電話をして、畑の土を分けていただけないか相談して見ました。すると、イメージが湧かなかったのか、またしても妙なことを言い出したと思ったのか「泥だんご?!を作るの?」と驚いたような返事が返ってきました。そこで、Kちゃんからも「土もらっても良いですか?」とお願いしてもらったところ、少々合点はいかないものの何かをするということだけはしっかり伝わったようで「どうぞ」とお許しを頂けたので、早速一輪車にバケツやスコップを載せ、Kちゃん、Kちゃん、K君と3人で近所の畑に土を取りに出かけ粘り気のある理想の土をいただいてきました。Kちゃんは園に戻ると早速作業に取り掛かりこれまでの土と違う感触に目を輝かせ大喜びしていました、しかし、5歳児は午前中に栄養士のY先生による健康保育があったため、保育室に戻ることになり作業が中断に・・・。おそらく午後の保育で作業が継続されたと思いますが、何度も失敗を重ねピカピカに光る泥だんごを作りHさんに「きれいにできたよ」と報告できる日が来ることを楽しみにしようと思います。
 さて、前述の健康保育、今日のテーマは「手の洗い方」でした。最近コロナウイルス の感染防止のためにテレビでも手の洗い方が盛んに伝えられていますが、今日Y先生は手洗い指導のために専用のクリームとブラックライトを準備し、石鹸で洗った後にどれくらい手に汚れが残っているか子どもたちに実体験させてくれました。すると、しっかりと石鹸で洗ったつもりの手をブラックライトの下にかざすと、まるで青鬼かアバターのような青く光った手が浮かび上がる子どもたちもいて本人はもちろん、周りの子どもたちが目を大きく見開き「えっ〜!」とか「やば〜い!」と悲鳴に近いような声を上げていました。これをきっかけに、ブラックライトがなくてもきれいに手を洗う習慣が身についてくれることを期待します。
そうそう、クリーンセンターにゴミを搬入しに行く予定があったため、朝のうちに厨房の前に軽トラックを移動したのですが、その時、園舎西側の大きな円窓がある壁の前で4歳児の男の子たちが何やら楽しそうなことをしているのが目に入りました。一体何をしているのかと思ったら、なんと、左官職人を目指しているのか、壁や窓に向けて砂や泥を投げつけていたのです。そんな作業を僕以外の先生たちも気付いてくれたようでやめるように声をかけてくれたらしく、今度は2リットルは入るであろう容器に水を入れ壁に向かって水をかけようとし始めました。しかし、当然のことながら水の入った容器が容易に持ち上がるはずはありません、結局自分たちの足元が濡れてびしょびしょになってしまうだけ。そこでR先生にホースを使って洗い流してもらうようにお願いしました。すると、それまで泥んこや砂で汚れていた壁がすっかりきれいになっていました。それにしても我が園の子どもたちはよくもまあこんな突飛なことを次々考えるものです。
2020年06月04日(木) No.2818 (園長日記)

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