Diary

心機一転


キリスト教では日曜日が一週間の始まりですが、学校や保育現場での一週間の始まりは月曜日です。かと言って、一ヶ月の始まりである一日が、必ず日曜日や月曜日に決まっているはずはありません。2020年は3月と11月の2ヵ月だけが日曜日、そして月曜日から始まるのは今月6月だけです。今日、約一ヶ月間、登園自粛(家庭保育)にご協力くれていた子どもたちも登園して来てくれましたが、前述の通り6月は切りよく月曜日から始まったこともあり4・5歳児はホールで礼拝を守って始めることが出来ました。年間計画では5月の連休明けからお話を担当してくださる予定だった教会のM先生が今年度初めてお話をしてくださいました。子どもたちにとっても本当に久しぶりのホールでの礼拝、「心機一転」気持ちを切り替え新たなスタートを切ることが出来たように思います。しかも、礼拝のお話が教会の始まりである特別な「ペンテコステ」だったことも不思議な思いです。
 さて、毎年6月1日は学生たちが冬服から涼し気な夏服へと制服の衣替えする日です。しかし、今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため長く臨時休校だった学校が再開し、実質的には今日が新年度の始まりとなってしまったことで衣替えは話題にもならなかったようです。大河原町内の小学校も今日から通常通りの登校となり学校に活気が戻り始めたことでしょう。一方、仙台市の小学校は今日が入学式だったはず!3月に保育園を卒園し仙台に引越しをしたH君とご家族にとって、今日が待ちに待った特別な日だったと思いますが、約二ヵ月も遅れての入学式は複雑だったことでしょう。それでも、気持ちを切り替え、明日から喜んで登校してくれることを願い祈っています。
 話しは変わりますが、職員室の近くの花壇で育っている(いた)いちご。子どもたちが踏みつけるからなのか、栄養不足なのか年々実る実の数が年々少なくなり、実っても粒がとても小さい、ヘビいちごのようにになってしまっています。それでも4歳児はと組のS君は登園の際、毎朝いちごの成長をチェックし、食べ頃になるのを楽しみにしていました。その甲斐があり、先週小さいいちごを食べることができ大喜び!それに味をしめたらしく、今日はあい組のS君と二人花壇の前に並んでしゃがみ込み、食べられそうな実がないか探していましたが、自分たちで食べ尽くしてしまい今年度はもう収穫できそうにありません。それでもS君は明日もきっといちご畑をチェックすることでしょう。保育園に残るイチゴは残念ながら味も香りもしない「へびいちご」だけになったのですが・・・。
2020年06月01日(月) No.2815 (園長日記)

No. PASS