Diary

続き


昨日の夕方4歳児あい組の男の子たちが頑張って見つけたクワガタ、あんなに喜んでいたのに保育室へ戻るため片付けを始めた頃には何処かへ行ってしまった(落としてしまった)ようでR君が大泣き!そのため、ゼリーをあげることも、クワガタが食べることも出来ず、念願の飼育が敵うことなく儚く散ってしまいましたがクワガタはさぞかしホッとしたことでしょう。子どもたちは昨日も悔しさを取り戻すかのように今日も虫探しをしていましたが、こんな姿がこれから連日のように続くことでしょう。続きと言えば、今週月曜日の夕方、そして今日の夕方、Sさんとおっしゃる保育園の近所にお住まいの方が「保育園で使ってください」と絵本を持ってきてくださいました。お子さんが第一光の子保育園を卒園したわけでもなく、また、まだまだ立派で買い取ってもらえそうな絵本ばかりで驚いてしまいました。都心部など地域によっては「日当たりが悪くなる」「送迎の車が不安」などとして保育施設の建設が中止になったり、「子どもの声がうるさい」という近隣の方々の声に、防音壁を付けるようなところもあるというのに子どもたちのためにと絵本が届くとは本当に感謝するばかりです。それもこれも保育園が小高いところにあり、隣接する家もなく子どもたちの声や僕がまき散らしているチェーンソーや草刈機の音が迷惑に感じられないという立地が幸いしているのかも知れません。何はともあれ、今回届けていただいた本は、保育園の「こひつじ文庫」に加えさせていただき大切にしていこうと思います。
 さて、話は一転しますが、みなさんは一日に何回「鏡」を見るでしょうか?今朝の河◯新◯にSNSの書き込みを苦にし自ら命を絶った女子プロレスラーのことに触れ、日本画家(片岡球子さん)が「人間の魂は顔に映ると思っているのでございますよ」と語っているいうことが書かれていました。それが心のどこかに引っ掛かっていたのか、いつも自分がどんな顔で過ごしているか考えていたのか、保育園に向かう電車の中である曲が頭に浮かびました。それは、世界で6500万枚という音楽史上最も売れ、これからも永遠に破られることがないであろうアルバム「Thriller」や「BAD」などのアルバムの他にも様々なヒット曲を作り、世界中のミュージシャンに影響を与えた(今なお与え続けている)Michael Jackson の「Man in the Miller」という曲でした。青春真っ盛りの学生時代、彼の曲を聴きPVを夢中で見ていた僕らにとっては、彼の曲を聴くと当時のことが鮮明に甦るだけでなく彼の曲の素晴らしさを痛感させられます。そして、改めてこの「Man in the Miller」を聴くと以下のような歌詞がありました。

I’m starting with the man in the mirror
I’m asking him to change his ways 
And no message could have been any clearer 
If you want to make the world a better place 
Take a look at yourself, and then make a change

鏡の中の人間に問いかけることから始めよう
変わってみないかと呼びかけてみる
こんな明確なメッセージはほかにないだろう
世界をもっと良くしたいと思うなら
自分自身を見直して、変えること

とです。
鏡の中の人間とは自分のことであり、その自分に向かって「世界を良くしたいと思うなら自分自身を見直して変えること」と歌っている(語りかけている)のでしょう。改めてこの曲の素晴らしさを知りました。

一方、自分の顔は自分で見ることはできません。鏡や写真で見ることができるのは逆さまの顔!要するに本物の(生きている)自分顔は自分以外の人からしか永遠に見ることはできません。それでも剥き出しの感情が出ていないか時々鏡を見たいと思いました。
2020年05月27日(水) No.2812 (園長日記)

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