Diary

自然はいつも通り


仙台駅と自宅のほぼ中間点にあるビルには、座ることもできる大きさの車止め用のどんぐりのオブジェ、木の葉をデザインしたベンチ、DATE BIKE(仙台のコミュニティサイクル)をレンタル・返却できる駐輪場があり、ケヤキやどんぐり、桂などの木が植えられています。毎年この季節になるとどんぐりの木からどんぐりの花の香りが漂ってくるのですが、昨日の帰宅途中、今年もこの季節にしか嗅ぐことができないドングリの花の香りが漂い始めたことに気づき、間もなく梅雨がやってくることを感じました。この香りがするようになると、程なくして保育園でもどんぐりの花と同じような香りのクリの花が咲き始めます。そこで、どれぐらい大きくなっているか確認しに行ってみると、まだまだ香りを放つまでは成長していないもののたくさんのつぼみ!?が花を咲かせる準備を始めていました。また、砂場の日よけになるようにとの思いで植えた誕生日のお祝いでいただいた巨峰や2歳児の保育室前のナイアガラが小さな実(花)を付け若葉を広げ蔓を伸ばし始めるなど早くも秋に向けて着実に準備を始めていました。この先、遊びの材料として目ざとい子どもたちに見つけられ収穫されることもあるかと思いますが、昨年より少しでも多く食することができるように肥料を施してあげようと思います。
 さて、夕方の保育の時間のことです。4歳児の男の子たちがシャベルやふるいや飼育ケースを手にしながら朽ち始めている丸太を取り囲み夢中で何かをしているので「なんだか楽しそうだね?!」と声をかけてみると「見て見て!カブト見つけた」と言いながら重ねてあったふるいをそ〜と開けて中を見せてくれました。すると、そこにはクワガタムシが入っているではありませんか。カブトムシではなかったものの大好きな虫たちがいそうな園庭のあちこちを掘り起こし見つけ出す子どもたちの感覚に驚かされます。子どもたちによると今日捕らえたクワガタたちに「ゼリーをあげる」と言っていたので保育室で飼育することになるのかと思いますが、ぜひ一日でも長く生きることができますように・・・。
2020年05月26日(火) No.2811 (園長日記)

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