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そうだった!
テレビも新聞も連日伝えるのは「新型コロナウイルス」のことばかり。保育園では多くのご家庭が登園自粛にご協力くださっていることもあり子どもたちが少なくとても寂しい日が続いています。しかし、登園してきている子どもたちはみんな元気一杯で、いつも以上に広く感じるであろう園庭で目いっぱい遊んでいます。今朝も朝番担当だった2歳児つき組のT先生と「十字鬼」をしたり、丸い土管に植えてあるどんぐりの木に産み付けられていたカマキリの卵から赤ちゃんカマキリが生まれてきたのを見つけたり、4歳児あい組のIちゃんとはと組のRちゃんは園庭のあちこちから摘んできたたんぽぽをケーキのように丸く並べ満足そうに眺めていたり・・・。こんな風に目を輝かせ生き生きと遊んでいる子どもたちの姿を見ると、家庭で過ごしている子どもたちの、遊びを通しての「学び」を奪ってしまっていることを痛感し、子どもたちと保護者の皆さんに申し訳なくやり切れない気持ちになります。登園児が減ったことで出勤してきた先生たちが予定より早く退勤できたり、事務時間が取れたりと今までならば嬉しい出来事のように感じることが、「帰宅するより子どもたち(先生たち)と一緒にいる方がいい」「このままではストレスが溜まってしまう」と言う先生もいるほどです。こんなことを書くとお叱りを受けるかもしれませんが、GW中もどこにも出かけられず家でゲームやビデオ、テレビ漬けの毎日になってしまうのなら、保護者の責任の下、事故や怪我、蜜にならないように気を付けながら園庭で遊んでもらってもいいのにと思ったりしています。
さて、前述のように職員室で事務仕事をしていたN先生と話をしていた時、「去年の今日が平成最後の日だったんですよね!?コロナのことで忘れてしまいそうでした」という会話になりました。言われてみれば、去年の今頃の話題といえば「新元号」が何になるか?というワクワクドキドキする明るいニュースでした。そんなことを思い出しながら一日も早い収束を願っていたのですが、「登園自粛要請が延長され5月末日とします。」という連絡(メール)が入りました。そして、国が更に延長した場合は、その期間まで延長する予定とのことです。いつまで続くのかという不安と戸惑いの中での毎日になるかと思いますが、みんなが笑顔で再会することができることを祈りながら過ごしていきたいと思います。
2020年04月30日(木)
No.2794
(園長日記)
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