Diary

共に歩もう!


気温の上昇と日照時間が日に日に長くなってきたことに比例するかのように、山の斜面にたくさんのすみれが咲き正門近くの草が勢いよく育ち、その草の陰からカエルが飛び出すなど動植物の生命力が一層感じられるようになりました。そんな様子が嬉しい反面、何もせずこのままにしておくとあっという間に伸び放題になり、葉も硬くなってしまいます。そこで、これ以上伸びないうちに草刈りをすることにしました。その時、普段見ているそれとは色が違う「たんぽぽ」が咲いているのを見つけました。色合いからして、外来種に追われ年々生育領域を狭めている日本の在来種である「エゾたんぽぽ」だと確信し、それだけは刈らないようにしながら作業をしました。これからどんどん暖かくなると、次々花を咲かせ、たくさんの綿毛(タネ)を飛ばし、斜面に在来種のたんぽぽが咲き乱れる時がきてくれることを願うものです。
 さて、新型コロナウイルスの感染拡大防止、外出自粛要請の効果(影響)もあり昨日一昨日は新幹線の乗車率が軒並み下がり、山形新幹線などでは乗客が0%だった列車もあったというのですから驚きです。同様に、今朝出勤するために乗った電車の乗客は先週より明らかに少ないことがわかりました。そして、保育園でも登園する子どもたちが先週より少なくなり、とても贅沢な保育環境で過ごすことができています。反対に外出を控え、家庭内で過ごしている子どもたち、保護者の方々はさぞかし大変なことと思います。誰もが出口の見えないトンネルの中で過ごしているような状況の毎日。東日本大地震発災時もそうでしたが、みんなが張り詰めた中で生活していることでDVやいじめ、些細なことでのトラブルが発生しました。そして今、あの時と同じような、もしかするとそれ以上の状況の中での毎日です。もし、苦しくなってしまうことがあっても一人で悩み頑張りすぎることなく、誰かに助けを求め過ごしていきましょう。
2020年04月27日(月) No.2792 (園長日記)

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