Diary

混乱の中で


土日の強風と雨、今朝の地震、そして連日続くコロナウイルス感染拡大、今朝いつもの電車に乗るため向かった仙台駅はいつになく人気がなく、異様な雰囲気でした。そんな混乱の中でも保育園では子どもたちの笑顔が絶えません。本当であれば第二光の子保育園や角田光の子保育園のように先週「イースター」をお祝いするべきだったのかも知れませんが、少しでも新入園児が落ち着いてからみんなでお祝いしたいとのことから、一週間遅らせて行うことにしていた「イースター礼拝」。今年も例年のように全園児が集まり、イースターのお話をスライドで見ることを予定していましたが、コロナウイルスの感染拡大を防止するため、みんなで集まることは控えそれぞれのクラスでイースター礼拝を守り、年齢(クラス)によってイースター・エッグを作ったり、事前に作ったイースターの宝物を探したり嬉しそうに過ごしていました。このように子どもたちが笑顔で過ごしていた時、役場の担当課から、「新型コロナウイルス感染拡大に伴う“緊急事態宣言”により保育所の利用自粛をお願いしたい」との一報が入りました。宮城県内でも感染が広がっている中でもこれまで通り開園していることを心配しお電話をくださった方、既に自主的にお休みしている方、保育園という施設の性質上、休園することが難しいことを理解しつつも、子どもたちを預かることに不安や戸惑い、緊張の中で保育をしていた先生たちにとってはホッとする判断だと思います。幼稚園がお休みする中で保育を継続していることを心配し、同じキリスト教保育連盟に加盟する幼稚園の先生が手作りマスクを送ってくださるなど、混乱の中でも嬉しい出来事もあります。そして、これは本当なら嬉しいことでも笑える出来事ではありませんが、毎年子どもたちの中に「美容師・理容師」が出現し、友だち、或いは自分の髪の毛を切ってしまうという出来事が起こります。そして、今日4歳児RちゃんがYちゃんの髪を切ってあげるというハプニングが起きてしまいました。幸いどこを切ったか分からない程度でYちゃんのお母さんも笑いながら「どこなのか分からないです!」とおっしゃって下さったものの、中には筆を作るまで切らないで伸ばしているなんてこともあります。ハサミの使い方は勿論、それ以前に子どもたちの言動をしっかり見ていなければならないことを思わされました。
2020年04月20日(月) No.2786 (園長日記)

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