Diary

厳戒・限界


この数週間、連日のように送られてくるコロナウイルスに関する様々なメール!いったいこれがいつまで続くのか分かりませんが、そろそろ精神的に滅入ってしまいます。各地で感染拡大防止のために「外出自粛」が再三呼びかけられ、多くの企業で在宅勤務に切り替わる中、現在も開園している保育園。横浜市では保護者に向けて「市内の保育所等は原則開園とし、保育が必要な方については、引き続き保育所等を利用していただけますのでご安心ください」と発表したそうです。一方、保育現場では保育者たちにしわ寄せがきていて、SNSでは「何が“ご安心ください”なのか意味がわからない」という声が続出しているそうです。政府や自治体、企業など、それぞれの思惑の間で板挟みとなり、疲弊しはじめている保育者たち、幸い大河原ではまだ感染者は出ていませんが、いつどうなるか分からない状況の今、本当にいちばん大切なことは何なのかすら分からなくなってきているような気がします。盛んに「3蜜」を避けるように言われていますが、特にスキンシップが必要な0・1・2歳児の子どもたちと関わる先生たちに「密着」を避けることが可能でしょうか?厳戒態勢の中で行ったといえる「卒園式」や「入園式」、そして、今後も様々な行事を行うかどうか考えながら保育をしなければなりませんが、先生たちの心身が限界にならないようにしなければならないでしょう。そのためにも、「3蜜」だけでなく、保護者の方々と「綿密」に連絡し合い、何かあった場合には「秘密」を作ることなく情報共有しなければと思います。
 さて、満開だった桜が今日の雨と風によってあちこちに薄桃色のじゅうたんを作り、園庭中央のケヤキたちが新しい葉を広げる準備を始めています。桜やケヤキに青葉が広がるころには何とかコロナウイルスの感染拡大が抑えられ、明るい話題に花を咲かすことができるように願い祈るものです。
2020年04月13日(月) No.2780 (園長日記)

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