Diary

結ぶ


5歳児のぞみ組に進級したRちゃんは4歳児あい組の5月、古くなり壊れたゴザから落ちたビニール製の紐やクローバーを柳の木の枝や園庭のフェンスに結んで遊んでいました。そのRちゃんが昨日ピザ釜に近くに植えられているチャボヒバという木の下に傘を差しているように入り込み、一人黙々と何かしているので何をしているのか近づいて「Rちゃんおはよう!何してるの?」と声をかけてみました。すると、このチャボヒバの枝にもたくさんの紐を結び付けているではありませんか!そして、今日も昨日と同じように飽きる様子もなく見つけてきた紐を上手に結んでいるのです。この様子からRちゃんが「結ぶ」という事(遊び)が楽しくて進級しても継続して遊んでいることが伝わってきます。洋服や靴などありとあらゆるものがジッパーやマジックテープにとって代わり、生活の中に「結ぶ」という行為・作業が減っていく中で、誰に指示されるわけでもないのに黙々と「結んでいる」Rちゃんの姿が素敵に思え、結び付けられた紐はそのままにしてあります。しかし、他の子どもたちの目に触れそうにないところに結んであるので、幸か不幸かきっと誰にも気付かれることはないでしょう。
 さて、昨日の強風にも耐えた桜が満開になりましたが、コロナウイルスの影響でしょう、例年のように散歩がてら園の桜を観にくる方の姿はありません。一方、園の子どもたちは桜が咲いていることが当たり前の環境にいるからか、特別感もなくいつも通り遊んでいますが、満開の時期は限られているため、5歳児のぞみ組のS先生と子どもたちは隣接する東部体育館の駐車場に咲く一本桜の前で記念撮影をしました。来年の今頃は小学生になっていると考えると、こうして保育園の桜の木下で記念撮影できるのもあと一週間程度でしょうか?今週はお天気が崩れることはなさそうですので、5歳児の保護者の皆さんに限らず送迎の際にでも記念撮影をしてみてはいかがでしょうか?
2020年04月07日(火) No.2776 (園長日記)

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