Diary
何度も!
今年度最後の保育日となった今日は、子どもたちが楽しく遊ぶことができる風もなく穏やかな一日となりました。特に5歳児ののぞみ組とめぐみ組の子どもたちは、保育園で思い残すことがないようにとの思いから、のぞみ組の子どもたちは最後の山登りに、めぐみ組の子どもたちはリレーに興じていました。今でこそ笑顔で過ごしている子どもたち、一体これまで何度泣いたことでしょう。入園したばかりの頃お家の方と離れるのが辛くて泣き、友達とのトラブルに泣き、先生に叱られて泣き、大笑いして泣き、怪我をして泣き、怖くて泣き、お泊まり保育で寂しくなって泣き、卒園式で友達や先生たちとお別れするのが悲しくて泣き、数えきれない程ないたことでしょう。明日の朝この子どもたちが登園してこない現実を実感した時、私たちも改めて寂しさが募ると思いますが、子どもたち自身も明日の朝、寂しさを覚え、泣いてしまうかもしれません。今朝の新聞に「会津の三泣き」に触れた、デスク日誌が掲載されていました。「会津三泣き」という言葉、以前聞いたことがある言葉ですが、意味は、「初めはよそ者扱いに泣き、住むと気候・風土の厳しさに泣き、最後は会津人の人情に触れて別れがつらくて泣く。」ということだそうです。泣いた回数こそ多くの差がありますが、入園から卒園までの保育園生活とどこか重なるように思えてなりません。5歳児に限らず子どもたちはこの一年たくさんの方々に支えられ過ごしてきました。ハープコンサート、サッカー教室、お話の部屋、羊の毛刈り、田植え・稲刈り、味噌作り、芋植え・芋掘り、餅つきなどの行事でお世話になった方、礼拝のお話をしてくださったM先生、給食の食材を届けてくださった業者の方々、三輪車などの遊具、水道やトイレの修理に来てくれた業者の方々、そして保護者の方々に感謝いたします。また、今年度限りで園を退職する職員にも感謝します。明日からの新年度も皆さんが神様に守られ過ごすことができるように祈ります。1年間本当にありがとうございました。
2020年03月31日(火)
No.2771
(園長日記)
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