Diary

きれい!


2012年6月に現在の地に保育園が新築された時、何もなかった園庭に植えたの木々の成長や環境(遊具)の変化、そして四季折々の自然の移り変わりを映像に収め続けています。今朝は雲に隠れることのない雪を纏った雄大で見事な蔵王の姿を見ることができたので掃除と線量の計測を済ませてから山に上り、写真を撮りましたが、園庭の木だけでなく、斜面の木も時間とともに育っていてることがレンズに入り込んでくる枝から気付かされます。それでも8年前には下草刈りなどされていなかった山をも子どもたちが過ごせるスペースにするべく、少しずつ手を入れたことが良かったのか、それまでススキなどの植物によって日が当たらず花が咲いていても気づかれることのなかったフキやカタクリが日を浴び見事に育っています。そんな様子を一人でも多くの子どもたちが見ることができるように、そして、これまで以上に高いところへ上るための梯子を作るなど今後も地道に手入れを続けていかなければなりません。ちなみに、園庭に最初に作ったのが砂場ですが、丈夫な枕木でさえ時間の経過と水による腐食で随分痛んできています。そんなことを知る由もない3歳児てんし組のS君が「園長先生スコップ貸して」と言ってきてカチカチになっていた砂を掘り始めました。しかし、長続きはしなかったものの、それがきっかけとなり3歳児ひつじ組のM先生が他の子どもたちと作業を引き継ぎ大きな山を作っていましたが、これにより砂が柔らかくなるだけでなく、枕木が乾燥するという好循環が生まれます。しかし、本当はカチカチの砂を必死に柔らかくするために苦労することがないように新しい砂を入れてあげなければならないのですが。
 さて、この頃本当に日が長くなり、夕方沈んでいく太陽によって蔵王のシルエットがきれいに見える日が増えてきました。そして、今日の夕方の太陽は、まるで朝日のような輝きを発しながら沈んで行きました。そんな様子から自然の素晴らしさと都会とは違う環境のよさを痛感させられました。
2020年03月26日(木) No.2768 (園長日記)

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