Diary

喜びと悲しみ


今年度の通常保育は明日が最終日で明後日からは届出保育となるため、5歳児の中には明日が本当に保育園最終の登園日になる子どもたちがいます。これまで当たり前のように登園し、泣いたり笑ったりしていた子どもたちが登園しなくなることがまだ実感できないでいましたが、今日、例年この時期に計画している「お祝い会」を行い、卒園・進級したことを喜び合った一方、今年度で退職する先生を紹介しなければならず、悲しみで涙が溢れる時間となりました。4歳児あい組の2人のK君はいつも楽しいことをしていた5歳児のぞみ組のH君が卒園し登園しなくなることが寂しいらしく、今朝も園庭に長い棒を使って楽しそうに絵を描いているH君を見ながら「ねえ、園長先生、Hちゃんもう保育園来なくなるの?」と尋ねてきたので「うん。そうだよ!明日が最後だって」と返事をすると「ふ〜ん」との返事が返ってきました。その後、桜の蕾がどれくらいおおきくなっているか確認しに行くとH君とK君たちが「どこに行くの?」と言いながらついてきたので、桜の蕾といっしょに思い出の写真を撮ってあげたのですが、これも、クラスの枠を超え子どもたちが良き交流をしている第一光の子保育園の良さだと再認識しました。そんなK君たちも10日には保育園で最高学年となり今度は、K君たちがH君のように憧れられる存在・先輩になってくれることでしょう。
 さて、新型コロナウイルスの感染が拡大し、保育園も休園しなければならないようなことがあれば、1年間ずっと誕生日(会)を心待ちにしていた3月生まれの子どもたち(保護者)にとって、そんな悲しいことはありません。しかし、幸いなことに、今日は4歳児はと組のT君、5歳児のぞみ組のHちゃんの誕生会を行うことができたので二人ともニコニコ大喜び。明日、3歳児ひつじ組のKちゃんの誕生会が予定通り行われれば、全ての子どもたちの誕生日をお祝いすることができたことになります。これまで首を長くして誕生会を待っていたKちゃんの誕生日をみんなでお祝いしたいと思います。そうそう、5歳児めぐみ組のMちゃん、ぐらついていた上の前歯が抜けたことを嬉しそうに教えてくれまし。ところが抜けた歯の隣の歯も間違いなく直ぐに抜けるようにグラグラになっているのに、そのままにしながら器用に給食を食べているのには驚きでした。歯が一本抜けただけで表情が随分違って見えましたが、永久歯が生え揃うまでの限られた期間の表情、しっかりと目に焼き付けておかなければ・・・。
※今日の給食は子どもたちの卒園・進級をお祝いし、給食室で手作りされたお赤飯が提供されました。感謝です。
2020年03月24日(火) No.2766 (園長日記)

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