Diary

”You did it!”


本来であれば今日の礼拝はM先生が今年度最後のお話をしてくださる予定でしたが、残念なことに体調が万全でないとくことで僕がお話しをしました。テーマはイエス様が十字架にかけられるという、とても重要な箇所でした。2・3歳児のペア、4歳児、5歳児とそれぞれ一生懸命にお話を聞いてくれていましたが、さすが5歳児、イエス様が手や足に釘が打たれるという場面で顔をしかめる子どもたちが大勢見られました。その表情から釘が打たれる時の痛さを自分のこととして想像していたことが伝わってきました。そんな5歳児の子どもたちだけでなく子どもたちみんなに、2階ホールのピアノの上に置かれている十字架の他に保育園のどこに十字架があるか礼拝後に探すことをお願いしてみました。中にはピンときている様子の子どもたちがいましたが、ほとんどの子どもたちが僕からの突然の質問・宿題に「・・・・?」と頭(記憶)をフル回転させている様子。キリスト教の施設であれば、施設のあちこちに十字架があるので数えるのが大変なのですが、第一光の子保育園は・・・。そんな僕の質問に子どもたちは興味を持ってくれたようであちこち探し回ってくれたのでしょう、給食の準備のためにランチルームに向かう子どもたちは「園長先生あった!」と職員室に報告にきてくれました。ところが、僕がクイズを出しておきながら急に「圓生先生あった」と言われるので「えっ?何があったの?」と聞き返す始末。すると「十字架!」と言われハッとさせられました。また、夕方急に気温が下がり強い風が吹く中でも外で遊んでいた子どもたちのところへ行くと数人の4歳児が「園長先生、保育園の十字架あっちにあったよ!」と園舎西側に僕を案内し、普段の生活の中では子どもたちが中々見上げることのない園舎の壁の高所にある十字架を自慢げに指を差してくれました。こんな風に子どもたちが興味関心を持ってくれるように願いながら1年間守ってきた礼拝も来週は各クラスで守ることになります。隔週で礼拝を担当してくださったM先生に感謝するとともに、一日も早く体調が良くなるようにお祈りいたします。
 さて、4歳児に見つけた十字架を教えてもらったあとのこと、5歳児めぐみ組のW君が築山の前にしゃがみ込み大きな石を積み重ねるのに必死になっています。しかし、どう頑張っても上手く載せることができません。ところが片付けを済ませ保育室へ戻っていかなければならない時間です。そこで、基礎となる石の上下を変えてみるようにアドバイスをし、どうなるか見守りました。すると程なくして重ねることに大成功!するとおもむろに立ち上がり満足そうな表情に石を眺めていました。十字架を探したり、石を重ねたり、子どもってやっぱり楽しい生き物だと思いました。
2020年03月16日(月) No.2761 (園長日記)

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