Diary

The Happy Day !


寒い冬が終わって春がやってくるその訪れを森の動物たちが喜んでいる様子が描かれている絵本「The Happy Day(はなをくんくん)」、多くの乳幼児施設で読まれていると思いますが、幼稚園教諭として子どもたちの前に立っていた現役時代には僕も2月から3月頃になると必ず読んであげていました。しかし、今年は記録的な暖冬だったこともあり雪が多い地域でも雪がなく、この絵本を読むのをためらってしまったのではないかと思います。
 さて、保育園では今日、この「The Happy Day(はなをくんくん)」の結末以上に幸せなことがあり、まさに「The Happy Day」となりました。その一つが昨年5月末に5歳児が仕込んだ「味噌」が充填され届けていただいたことです。数ヶ月間熟成され美味しく出来上がっているであろう味噌に卒園式までに保育園オリジナルのラベルシールを貼り完成となりますが、子どもたち・保護者の方々の喜ぶ顔を思いながら楽しんで作業に取り組みたいと思います。もう一つは今朝の出来事です。側溝に溜まった落ち葉を集め梅の木の根元に運ぶなどをしている時、昨日の夕方片付けられることなく雨にぬれていたシャベルやお皿を見つけたので遊具小屋に片付け、遊具小屋の近くにあった丸太が置いてあった場所が少々気になったので邪魔にならないところへ動かしました。すると冬の寒さを耐え春を迎えたメスのクワガタ虫がいるのを見つけました。雪が少なく暖かな冬だったとはいえ、時には霜が降りるような冷たい土の中で春を迎えるためじっと生きていた生物の生命力に改めて驚かされたことです。そして、もう一つは今日の給食は5歳児めぐみ組の子どもたちのリクエストによるお楽しみメニューで鶏の唐揚げ、春雨サラダ、わかめスープを提供してもらえたことです。卒園を間近にしこれまで食べてきた給食の中で好きなものを献立にしてもらえるのですからなんて「Happy」だったことか・・・。後日のぞみ組の子どもたちのリクエストに応えたメニューが提供されますがそれも楽しみにしたいと思います。そして、この三つ以上に今日最高の「Happy」があったのですが、それが何であったかは㊙秘密にしておきます!明日9年を迎える東日本大震災に関するニュース、このところ毎日何件も届く新型コロナウイルスに関するメールそんな中にあって、今日は本当に沢山の幸せがあった一日となりました。
2020年03月10日(火) No.2756 (園長日記)

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