Diary

意地でも!?


昨日の夕方、4歳児あい組の女の子数人が「ねえ、園長先生、木の遊ぶところ(家)が壊れたからちょっと来て!」と言いながら釘の刺さった板を持って職員室へやって来ました。手にしている板を見て、先日床の張り替え修理した車掌車の隣にある家(砦)の板が強風で外れてしまったのはほぼ間違いありません。それでも念のためどこが壊れたか確認するため「どこが壊れたか教えて!」とお願いし職員室を出たました。ところが、僕が思っていたところと正反対の遊具小屋の前へ案内され「ここ!」と教えてくれました。そして「でもね、ここもグラグラする歯みたいなんだよ」と板が貼られていた丸太を揺らして教えてくれました。子どもの力でも揺れる丸太をそのままにしておくことはできないものの、時間的に直すことは難しいので「教えてくれてありがとう!今日は直せないから明日直してあげる」と約束し、今日、約束通り修理に取り掛かりました。2014年6月、在園児のお父さんが園庭に遊具小屋もないことを気にかけてくださり「園長先生、『スーパーハウス』要りませんか?あまり立派じゃないんですが、おもちゃを片付けたりするのには使えると思いますよ」といって運んでくださったスーパーハウス(遊具小屋)。すぐに無くてはならないものになりましたが、無機質な印象を隠すため丸太と廃材の板で囲ってから5年以上。土に埋まっている部分が腐食し始まった丸太は撤去し薪にすることにし、そのほかの部分でも補修が必要なところは直しました。この遊具小屋の他にも手作りしたものがたくさんありますが、作った者の責任として子どもたちに教えられてから修理するのではなく、事故や怪我に繋がることがないようこれまで以上にしっかり点検確認をしようと思いました。それにしても「グラグラする歯みたい」という表現は「あっぱれ」です。
 さて今日は今年度最後のサッカー教室でした。新型コロナウイルス感染症のこともあったので行うかどうかコーチからもお電話をいただきましたが、天気が崩れることもなく園庭で行うことができると判断していらしてもらいました。3歳児は来年度からサッカー教室があるので、来年度に向け短い時間体験させてもらいましたが、それが嬉しかったのでしょう、保育室に戻った後バルコニーから「コーチ!」コールがかかりました。5歳児は最後の最後に、コーチ・担任チームと対決するというサプライズが待っていました。のぞみ組・めぐみ組それぞれ本気で向かっていきましたが、ボールと足がけん玉のようにつながっているのでは?といったコーチたちのボール捌きに歯が立たずどちらのクラスも1点も取ることができず悔し泣きをする子どもがたくさん。それでもコーチとして「意地でも負けない」というプライドがあり子ども相手でも手加減なし!?もちろん2人の担任たちも子どもたち相手に息を切らして走り回っていました。このところコロナウイルスのことで気が滅入りそうでしたが、サッカー教室の時間はそんなことを全て忘れることができました。そんなことからも、「来てもらって良かった」そう思いました。
2020年03月06日(金) No.2754 (園長日記)

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