Diary

いつもと違う月曜日


新型コロナウィルス の感染拡大の防止策として全国の各自治体で今日から小中高校の臨時休校が始まったこと、そして企業でも時差出勤やテレワークが取り入れられたからなのでしょうか、今朝の電車は乗客がとても少なく何だか特別な印象を受けました。それは、間も無く発災から9年を迎える東日本大震災の時とどことなく同じような印象なのです。巨大地震によって起きた津波により東京電力福島第一原子力発電所が爆発事故を起こし各地に放射能がばらまかれた時、味も香りもなく見ることすらできない放射能にどうしたらいいかわからず、ただただ怯えていたこととどこか共通しているように感じられて仕方がありません。学校の一斉休校が始まり、家で過ごさなければならない子どもたちもいるためカップ麺やパンなどが商品棚に並んでいない、また、デマによりティシュやトイレットペーパー、オムツを買い求める方々がドラッグストアやスーパーに行列し買い求めることにより品薄になっているとニュースで伝えています。世の中全体が何となく暗く重たい空気に包まれているような気がしますが、そんな中、保育園では明日の雛祭りを前に2歳児ほし組の子どもたちが写真撮影をしていましたが、布をまとったYちゃんとHちゃんは先生たちが作ってくれたと思われる被り物を被りお内裏様とお雛様になりきり職員室に見せにきてくれました。また、仙台駅のコンコースには桜の木(本物ではありません)がディスプレーされ、間も無く全線開通となる常磐線でお花見に来てもらうことをPRするポスターが並べられています。それが一服の清涼剤となってくれているように思いました。14日に卒園式を予定していますが、内容の簡素化、時間を短縮したとしても実行できるように祈りながら最善を尽くしていきたいと思います。
2020年03月02日(月) No.2750 (園長日記)

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