Diary

とても上手でした!


2年前、卒園記念品として作っていただいた園庭の築山、子どもたちが掘り返したり雨によって土が流されたりするなど完成時に比べてなだらかになっていましたが、昨年10月の台風19号の影響で一部分が削れてしまいました。このままにしておけば雨が降るたび土が流れ一層形が崩れてしまうことは明らか。そこで今日は薪割りではなく築山の修理をすることを決め、一輪車にスコップと土留めになるように薪にするための木を載せて築山で作業を始めました。いつもなら園庭で子どもたちが遊び始めている時間帯でしたが、少々雨が降っていたこともあり誰にも邪魔!?されることなく作業を始めることができました。またしても園長が妙なことを始めたと思ったのでしょう、僕の姿を見つけた5歳児のぞみ組のH君がバルコニーから「お〜い!園長先生。何してるの」と声をかけてくれたので「あのね、お山の凸凹を直してるの!Hちゃんも手伝って!」と返事をしました。するとほどなくして帽子を被ったH君とE君が「園長先生おはよう」と言いながら玄関から飛び出してきました。そして、改めて僕が何をしているのか確認するので、現状を見てもらい修繕の手伝いをお願いすることにしました。まずは「園庭のあちこちに落ちている石ころを拾い集めること。」そして「その石ころを土留めの木を立てるために掘った穴に入れること。」その後、「木が倒れないように穴に土を戻すこと。」「最後に土を踏み固めること。」でした。結構大変な作業かと思ったのですが、2人はお願いしたことを理解し、手押し車やスコップを運んで来て作業に取り掛かってくれました。そんな2人の姿に触発されたのか、その後園庭にでて来た、めぐみ組のR君やMちゃんまでもが作業に加わってくれてひとまず酷い凸凹は修繕できました。しかし、子どもはこれまでとのちょっとした変化に直ぐに気付くもの!特に掘り返した土の色は明らかに目立つ上、落ち着くまで柔らかいこともあるので、すぐまた凸凹になる可能性も・・・。その時はまた子どもたちに手伝ってもらい修繕しようと思います。  さて、各クラス毎月避難訓練が行われていますが、今日の0・1・2児クラスの避難訓練は抜き打ちでの訓練でした。午前10時、主任のY先生が、「訓練であること」、「宮城県沖で大きな地震が発生したこと」、「子どもたちは先生たちと一緒に園庭に逃げること」などをマイクで告げると、スピーカーから響いた声に園庭で遊んでいた他のクラスの子どもたちまでもがしっかり反応し、近くにいた先生たちのところに集まり、何が起きたのか、どうすればいいのかしっかり聞き行動していました。そして、5歳児めぐみ組の子どもたちは、未満児クラスの避難訓練と分かると1歳児の子どもたちの手を引き避難の手伝いをしてくれました。いつ何時発生するか分からない自然災害、いざという時のために行う避難訓練が形骸化することなく、今日のように大きなクラスの子どもたちが小さなクラスの子どもたちと手をつなぎ避難することもとても大切であることを再認識させてもらいました。
2020年02月26日(水) No.2747 (園長日記)

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