Diary

お昼寝の時間と真夜中の時間


2月も残すところ十日となりました。これから卒園までの間、5歳児は小学校就学後の生活リズムを意識し、これまで保育園生活で長いこと当たり前のように行って来ている給食後のお昼寝(午睡)を少しずつ減らし、その時間を卒園に向けて様々な準備に充てるようにしていきます。今日は雛人形の飾り付けをし、その後、普段、声が響くことのない園庭でドッジボールをして遊ぶ姿が見られました。いつもなら気持ちよく眠っている時間に起きていなければならず、中には少々辛いと思った子どもたちがいたのかも知れませんが、入学後、午後の授業時間に夢の中に行くことがないように、担任の先生たちは子どもたちの様子を見ながらお昼寝の時間を考えてくれると思います。一方で、子どもたちがお昼寝をしている時間は先生方にとって、事務仕事ができるとても貴重な時間であることも事実です。無理なく時間を作ってもらえるといいのですが・・・。
 さて、前述の様に5歳児が雛壇だけだったところに人形を飾ってくれたおかげで玄関ホールも2階ホールも華やかになりました。すると、今年も他のクラスの子どもたちが目を輝かせながら雛壇の前に立ち止まり話をしています。一体どんな話をしているのか職員室から耳をそばだててみると「この人かわいいね」「この人は何しているのかなあ?」「これ何だろう?」と話し合っているのです。そんな中、4歳児ひつじ組のTちゃんは五段目に飾られている人形たちを指差し、しかめっ面をしながら「これ怖〜い」と言っていました。そんなTちゃんや5歳児めぐみ組のKちゃんを始め何人かの子どもたちに「このお人形さんたち、みんなが帰った後、夜になると太鼓を叩いたりしながら踊ってるんだよ!」と話をすると「怖〜い!」「きもち悪〜い」「いやだ!」という悲鳴にも似た声が返って来ました。しかし、ほぼ1年間箱に入ったままで年に数週間しか飾られることのない人形たちは、世界中の子どもたちが大好きな、アニメーション映画「ト◯ス◯ー◯ー」の人形たちのように夜な夜な楽しい時間を楽しんでいるかもしれません。
2020年02月19日(水) No.2743 (園長日記)

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