Diary

どうかお願い!?


ほぼ一ヵ月前、5歳児めぐみ組と4歳児ひつじ組で白鳥を見に出かける予定を立てたものの、その日は天候が悪くいくことが出来ず持ってきたパンは冷凍保存したままになっていました。しかし、遂に念願かなって今日ようやく出かけてくることが出来ました。朝方雨が降っていたこと、そして、何より今年は気温が高いこともあり、白鳥たちが帰っていていないのではという心配を抱きながら出かけましたが、思っていた以上の数の白鳥とカモ、そして、カモメたちが子どもたちを出迎えてくれました。ところが、昨年の台風19号の影響でしょう。大きく広かった中州はこれまでと全く違った形になり、そこにゴロゴロと転がった丸い石が目立ち、悠々と流れていた感のある川も全く違い、深く掘れたところをものすごいスピードで蛇行しながら流れていました。しかし、そんな流れをもろともせず(感じさせることなく)白鳥も小さなカモたちも少しずつ子どもたちのところへ近づき、投げ入れられるパンやお米を夢中で食べていました。一方、昨年と全く変わらなかったことは、カモメたちが戦闘機のようなスピードで旋回しながら空中で餌をついばんだり、水面ぎりぎりに飛行し食べたり・・・。これに比べ身体が大きい白鳥たちは旅客機のようなもので、成す術なくカモメたちが満腹になるのを待つしかないようでした。一方、子どもたちは大喜びして夢中で駆け回り、片方の足が川の中に入ってしまい靴がびしょびしょになったり、川岸ぎりぎりに立つので心配で「落ちないように気を付けてよ」と何度も声をかけられたりする子がたくさんいたほどです。来週は4歳児あい組と2歳児つき組の子どもたちと出かける予定です。その時もどうか天気に恵まれ白鳥たちも北帰行することなく、子どもたちが川に落ちたりすることがないように願います。
 さて、最近4歳児の遊びにこれまで以上にダイナミックさが加わり生き生きと過ごしていることを感じます。今朝もはと組の女の子たちが蓋のような板のついたタイヤを並べ、その上で数を数え、その前に重ねたタイヤの中へダイブ(ジャンプ)して遊んでいました。Hちゃんは4本重ねたタイヤに果敢にトライするものの失敗・・・。それが本人も仲間たちにも可笑しくて大笑いしているのですから僕まで笑ってしまいます。Sちゃんはまだ2段重ね以上には恐怖感があるようですが少しずつ克服していってくれることでしょう。
 長くなりましたが、掃いても掃いても一向になくならず気が付けば側溝などに吹きだまってしまっている落ち葉たち。以前なら集めて焚火をしながら燃やすことも出来たでしょうが、今はそれが出来ないことから集めてゴミとして処分することがほとんど。しかし、この落ち葉も使い方によっては土を豊かにしてくれる貴重な宝物でもあります。そこで、今朝は薪割りではなくリヤカーに落ち葉を集め、先日丸太で囲っておいた園庭の銀木犀の根元に蒔きました。移植してもらってから枯れることなく育っているもののあまり花が咲くことがなく元気がないような気がしていたので、この落ち葉によってミミズなどの生き物が増え、土が柔らかく豊かになり、秋にはこれまでより多くの花を咲かせてくれることを願っています。
2020年02月13日(木) No.2739 (園長日記)

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