Diary

よろずや


遅番担当のY先生がお休みのため、代わりに主任のY先生がいつもより遅れての出勤、栄養士のY先生は研修会出席、事務のOさんもお休みでした。そのため、いつもの外の掃除や薪運びの他に園舎内(玄関・玄関ホール・職員室・階段など)の掃除機がけ、通路のゲートの開閉、そして礼拝も・・・。そして、午後は職員会議、その後にもちつきのためにお借りした杵と臼を小学校にお返ししに出かけるなどいつも落ち着かない週明けがいも以上に大忙し。自分で言うのもどうかと思いますが、まるで「よろずや」のようだなあ。そんなことを思いました。しかし、日々子どもたちと関わっている先生たちは、「遊ぶ」「食べる」「眠る」など園生活全てに関わってくれています。そして連絡帳で子どもたちの様子を伝えることや保護者の方とのやり取りなどをしてきることを考えれば、僕以上に大忙しで、それこそ「よろずや」そのものです。そして、先週から掲示板に子どもたちの様子を伝えるコメントが張り出されるようになりました。本当はこのHPにも書いて欲しいと思っているのでお願いしたこともあるのですが、遠慮しているのか実現に至っていません。いつか実現することを願うものです。
 そうそう、小学校に臼と杵をお返しするだけでなく、保育園の臼も1階のランチルームから2階の倉庫に片付けなければならなかったのですが、重さを考えると僕だけでは少々難しいので、夕方、職員室にいる先生たちで運びました。そして、僕たちが階段を登っているとき4歳児あい組のS君がお迎えに来てくれたお母さんと一緒に階段を降りてきて僕たちと鉢合わせになりました。すると、お母さんとS君が僕たちの必死さを感じてくれたのでしょう。階段を上って道を譲ってくれました。それがまるで名古屋で嫁入り道具をたくさん積んだ「嫁入りトラック」と呼ばれていると派手なトラックと鉢合わせになったときのように思えて可笑しくなりました。名古屋では嫁入りトラックがバックすることは嫁に行く娘の「出戻り」のようで、縁起が悪いからということから「絶対にバックをしてはいけない」と決まっていて相手がバックしてくれると言う習慣・文化が残っているようです。バックしてくれた方にはお礼(ご祝儀)を差し上げるようです。まさに「所変われば品変わる」といったことでしょう。
2020年01月14日(火) No.2715 (園長日記)

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