Diary

「これなあに?」


今日1月7日は、1年の無病息災を願う「七草の節句」と言われるようで、1年の邪気を払い健康に過ごすことができるようにと毎年この時期に全国各地で春の七草を入れた「七草粥」を食べる習慣があります。保育園ではイエス様に守ってもらえるよう日々お祈りしていますが、日本の伝統行事や文化に触れてもらう意味から春の七草が入った七草汁(七草粥はあまり人気がなかったため)が給食に提供されます。しかし、細かく切られてしまうとどんな野菜か分からなくなるため、栄養士のY先生が給食のサンプルを置くところに七草(セリ、ナズナ、ゴ(オ)ギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)を並べてくれていました。それに気づいた子どもたちが給食を食べ終え「これなんだろう?」「あっ、大根とカブだあ」と言いながら立ち止まり、野菜を眺めているので「これがさっき食べた給食に入っていたんだよ」と話してあげたのですが、驚く様子もなく「ふ〜ん!そうなんだ」「おいしかった」と言ってニコニコしながらお昼寝をするために保育室へ戻って行きました。七草粥は若葉から力をもらうことができると伝えられてきた縁起もののようですが、七草以外に鶏肉の入った保育園の七草汁は栄養満点。それをイエス様にお祈りしてから食べたのですから子どもたちも先生たちも健康に過ごすことが出来ることでしょう。いや、是非そうであることを願います。
2020年01月07日(火) No.2710 (園長日記)

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