Diary

クリスマスだから


今朝のことです。5歳児のぞみ組のH君が登園してくるなり職員室の僕にこんなことを尋ねてきました。「あのさあ、サンタって鍵がかかってても、煙突から勝手に入ってくるんだよね!?」とです。あまりにも突然、しかし、的を射た疑問・質問に「そうだね!しかも、煙突から入ってくるのにやけどしないんだからすごいよね?」と妙な返答しかできませんでした。幸い保育園には煙突がありますが、日本の多くの住宅には煙突など見当たりません。もしかするとH君は今日がクリスマスイブなのに、煙突がないのでプレゼントが届くかどうか気になって仕方がなかったのかも知れません。
 一方、保育園ではこれまでクリスマス親子礼拝の翌週、「クリスマス祝会」という行事を行い、先生たちが劇や楽器の演奏など、その年々子どもたちにお楽しみを披露するなどして楽しい時間を過ごし、そこに🎅サンタクロースがプレゼントを持ってやってきてくれていました。しかし、クリスマス親子礼拝に向けページェントの準備に忙しい時に、並行して、クリスマス祝会の準備をしなければならない大変さや🎅サンタクロースの登場について話し合い、今年度はクリスマス祝会は行わず、各クラスでクリスマスを祝うと共に様々な工夫をすることにしました。3歳児クラスはイースターの時の卵探しのように、オリエンテーリングの要素を取り入れたプレゼント探しがなされ、ひつじ組のR君やTちゃんは目を輝かせながらランチルームにやってきていましたが、他のクラスでは、お昼寝の間にプレゼントが届いたり、クリスマス祝会を行わなくてもサンタの登場がなくともプレゼントが届いたことに大喜びしていました。また、今年度の給食のメニュー(クリスマスの特別メニュー)も、これまで続いてきた「ミートローフ」から、初めて「shepherd's pie(羊飼いのパイ)」と言われる新メニューが登場するなど素敵な一日となりました。昨日の夕刊で、今日12月24日が給食記念日であることを知りました。日本の学校給食の発祥の地が東北の地、山形県鶴岡市の小学校で、1889年(明治22年)、お弁当を持って来られない子どもたちのために托鉢でお金を恵んでもらい、食事を配ったことが始まりといわれているようです。その起源を考えても、今日クリスマスイブの日の給食に特別メニューが提供されたことに不思議なつながりを感じました。
2019年12月24日(火) No.2705 (園長日記)

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