Diary

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子どもたちが保育室で抱っこをしたり、おんぶをしたりしてあそんでいたお人形(ウォルドルフ人形)たちの汚れと傷みが余りにも酷いことになっていたこともあり、数か月前、この人形たちを作ってくださった方々(以前僕が務めていた幼稚園の保護者の方々)に入院手術(修理)をお願いしていました。その人形たちが本日、無事退院し、すっかりきれいになり保育園に戻ってきました(届けていただきました)。しかも、裸ん坊で入院したのに、新たな衣装を着て戻ってきたのですから驚きであり感謝しかありません。給食を食べている子どもたちに、人形たちが戻ってきたことを伝えると、食後、いつもなら保育室に直行する子どもたちが入れ替わり立ち替わり職員室に立ち寄り「お人形直してくれてありがとう!」とお礼を言いにきてくれました。そして、ソファに座っているお人形を「かわいい」と言いながら撫でた後、保育室へ戻って行きました。あまりにもきれいになり、入院前、どこのクラスの人形だったかわからなくなってしまったこともあり、明日以降、どのお人形をどのクラスに連れて行くか先生たちが話し合うことになりますが、手術をしてくださったこと、新しい衣装まで作ってくださったことに感謝して大切に使って行きたいと思います。
 さて、先日のクリスマス親子礼拝の際、広島聖愛幼稚園の井原先生が送って下さった衣装を5歳児が身に付け、無事ページェントを行うことができたことをお礼方々ご連絡差し上げたのですが、そのことを喜んで下さった先生が今度はお手紙と共にクリスマスカードを送ってくださいました。これまで毎年幼稚園の子どもたちと一緒にクリスマスをお祝いしてきた井原先生にとって今年のクリスマスは寂しい思いもあったようですが、これからは東北の地で先生の思いを引き継ぎ毎年クリスマスを祝って行きたいと思います。
 幼稚園を離れ10数年過ぎたにも関わらずお人形の修理をしたくださる保護者の方々(しかも担任をさせて頂いたわけでもない保護者も)がいてくださること、また、遠い東北の地にある保育園のために思いを馳せて下さっている井原先生に感謝です。本当に素晴らしいクリスマスプレゼントが届きました。ありがとうございました。
2019年12月19日(木) No.2702 (園長日記)

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