Diary

お手本


基本的には職員室で保育に関する事務仕事をしてくれている主任のY先生ですが、急に体調を崩しお休みしなければならない職員が出るなどすると事務仕事もそこそこに保育に入り子どもたちと関わることになります。また、朝番遅番などのシフト(ローテーション)にも入っていくれていて、まさにフル回転で大忙し!今朝も朝番だったこともあり8時過ぎには園庭に出て子どもたちと十字鬼をするなど軽やかに体を動かして遊んでいましたが、遊びながらも園庭全体に目を配りなかなかお家の方とバイバイできない子どもがいるとさっと走り寄って声をかけ、対応してくれる様子はさすがベテランの先生と思える姿でお手本そのもの。同じように今日の朝番だった3歳児ひつじ組のM先生も5歳児の男の子たちを相手にサッカーをしていました。ベテランの先生の姿を見て中堅の先生が育ち、中堅の先生の姿を見て新人の先生たちが育っていくという、良い連鎖が続く姿を見ていられるからこそ園長として安心していられます。今後もこの良き連鎖が続いていってくれることを願うものです。
 さて、先週、5歳児のぞみ組のH君が「こわさないで」との張り紙をして以来、ずっとそのままになっていた重ねたタイヤ。自分の願い長い時間叶えてもらえたということで満足・納得したのでしょう。自分から「そろそろ倒そうかなあ!?」と言い出したので「じゃあ、まずは張り紙を剥がしてゴミ箱に捨てなきゃ」と話すと「なかなか剥がれない」と言いながらも全て剥がし、ついにタイヤを倒し始めました。すると、それがきっかけとなり、同じのぞみ組のE君が遊びに加わり、崩したタイヤの中に入りそこにタイヤを重ね、まるでフランスの某タイヤメーカーのキャラクターのようになっているのです。しかし、不安定なタイヤの中からよじ登って出てくることなど不可能なので、最後は想像通りタイヤと一緒にれるという結果になりH君もE君もタイヤによって朝から服が黒ずんでしまうので、お洗濯しなければならないお家の方々に申し訳なく思っています。こんな遊びを終えたH君「タイヤで遊べて何だかスッキリした」と言っていたので、今後重ねたタイヤに張り紙がされることはないでしょう。
2019年12月11日(水) No.2696 (園長日記)

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