Diary

変化


このところ急に寒くなってきたこともあり、園庭の桜やケヤキをはじめ、落葉樹のほとんどが一気に葉を落とし、オレンジから朱色に熟した、柿の木の実と黄色く色づいたイチョウの葉だけが、色彩がなくなりつつある園庭でとても目立つようになりました。そんな中で遊ぶ子どもたちは自分の吐く息が白く見える様になった不思議さに気づき、空に向けて息を吐いては「園長先生、煙が見える!」と嬉しそうに見せてくれます。そして、こんな風に季節が変化すると遊びも変わり、遊ぼう会前後はリレーに明け暮れていた5歳時のぞみ組の子どもたちは今朝、担任のN先生に「マラソンしよう!」と声をかけ、園庭をぐるぐる走っていました。ところが、そのスピードはマラソンではあり得ない速さということもあり長くは続きませんでしたが、子どもたちが誰から指示されることなく季節の変化に応じてリレーからマラソンに遊びを変化させることができていることに驚きます。そうかと思えば、3歳児の子どもたちの言葉(会話)の変化(発達)に驚かされます。昨日の朝、いつもの様に太鼓橋やそこにぶら下げてあるロープで遊んでいた数人の女の子たちが「あのさあ、女の子にはないけど、男の子にはチンチンが生えてるんだよね!?」と驚く様な会話をしているところに、薪運びを終えて4歳児はと組の2人のK君と通りかかった時「ねえ、園長先生、園長先生たちもチンチン生えてるでしょ?」と話しかけられました。あまりに突然、しかもストレートな質問に笑いそうになりながら「生えてるんじゃなくて、ついてるの!」と良いか悪いか分からない返事をしたものの「今の答えで良かったのかなあ?」と考えながら通り過ぎました。しかし、彼女たちなりに男の子と女の子の身体の作りの違いに気づきはじめているそんな時に「そんなこと言わないの!」と答えるのではなく、幼い時に「そうだよ」と答えてあげることが必要なのではないでしょうか?この様に子どもたちの会話は本当に面白いものですが、第一光の子保育園では保育を終えた先生たちが職員室でその日の出来事や笑い話に花を咲かせることがよくあります。今日も2歳児ほし組のN先生が、働く車好きのA君とH君がトラクターやコンバインはヤ◯マーがいいか、ク○タがいいかや、サツマイモを収穫した畑で別な野菜を育てようと土を耕していたことを話してくれて大笑いをしたのですが。そんな時間に僕も一緒にいられることが嬉しくて楽しくて仕方がなく幸せを感じます。こんな時間が変化することなくこれからも続きます様に願うものです。そうそう、昨日、ガレージ作りをしていた5歳児たち、今日も引き続き遊んでいましたが、ガレージを秘密基地に変化させて遊んでいました。さて明日はどんな風に変わっていく(変えていく)のやら・・・。
2019年11月14日(木) No.2675 (園長日記)

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