Diary

創意工夫


保育園の子どもたちの姿を見ていると、何をするにも本当によく考え、創意工夫して遊んでいることがわかります。昨日も園庭中央のケヤキの木のところで3歳児T組のFちゃんとYちゃんが何やら楽しそうに遊んでいるので、遊びが中断することがないように、そ〜っと近づき何をしているのか見てみました。すると、Yちゃんが髪ゴムを使いFちゃんの髪を一生懸命に結んであげる真っ最中。ところが普段は結んでもらっても結んであげることはないであろうYちゃん、ましてやFちゃんの髪が子どもが結ぶには少々短い様で、「Fちゃんの髪短いから難しい!」と弱音を吐きながら何度も挑戦していました。そんな時、僕が近くにいることに気づき恥ずかしくなったらしく、せっかくの美容室ごっこ!?はお終いになってしまいましたが、その様子はまるでお母さんが子どもの髪を結ぶ姿そのものでした。また、今朝は5歳児めぐみ組の数人の男の子たちがクライミングウォールの下の三角形の空間部分にスコップで器用に穴を掘り、そこへ手頃な太さ・長さの杉の枝を立ててガレージらしきスペースを作りペダルカーなど数台の乗り物を駐車させているのです。これまでも砂場に穴を掘り角材や枝を立てたり、車掌車の隣にある砦の様な建物に屋根を作ろうとしていたことが、今日のガレージ作りにつながっているのだと思いますが、そのイメージづくりに感心させられます。これからもこんな風に子どもたちの想像力が発揮できる様な環境づくりをしたいものです。  さて、話は一転しますが、今日は嘱託医のI先生にいらしていただき歯科健診をしていただきました。今年度二度目と言うことや、普段から先生のところに通っている子どもたちも多いこと、そして、一般的な歯科健診ではピカピカ光る銀色の器具を使いますが、I先生は子どもたちが怖がることがない様に基本的に器具を使わないらしく、そこことで子どもたちが緊張ないのか、診察してもらってる部屋から泣き声が聞こえてこないことに驚かされました。診察後、職員室でお茶を飲んでいただきながら、診断結果を聞かせてもらいました。近年、保護者の方々の虫歯に対する意識の高まりもあり、虫歯の子どもたちは減ったことにより、虫歯があるお子さんが目立つ様になりました。大河原町は18歳まで医療費が無料なので、ぜひ虫歯が悪化することがない様に診療すべきとおっしゃっていました。担任の先生は食後に仕上げ磨きをしてくれていますし、栄養士のY先生も歯は健康を保つためにとても大切なものであることを健康保育等で子どもたちに伝えてくれています。保育園の子どもたち全員が虫歯ゼロになることを目指したいものです。
2019年11月13日(水) No.2674 (園長日記)

No. PASS