Diary

願いと祈り


日本では11月になると古くからの行事の一つである「七五三」が行われる時期ですが、教会でも神さまに子どもたちの健康を感謝し、また、これからの成長をお祈りする「子ども祝福式」という礼拝が守られます。昨日は大河原教会でも合同礼拝・子ども祝福式の礼拝が行われ、第一・第二光の子保育園の子どもたち・先生たちが教会員の方々と一緒に礼拝を守りました。そして、今日は保育園でも祝福式礼拝を守り、0・1・2・3歳児はホールで、4・5歳児は教会まで出かけ、大河原教会の牧師であり、光の子児童福祉会の理事長、第二光の子保育園の園長からお話を聞かせていただきました。当初の予定では、4・5歳児はクリスマスページェントでペアを組むクラス同士で手をつなぎ、教会まで歩く予定でしたが、天気予報で午後から降り出すといっていた雨が早い段階から降り出したこともあり、バスでクラスごとにピストン輸送(移動)となりました。しかし、子どもたちにとって暖かいバスに乗っての移動は快適そのものということもあり興奮気味。しかも、時間的余裕もできたこともあり、普段行く(見る)ことのない、教会の2階も見学することもでき大喜び!しかし、いざ礼拝が始まると本当に静かに聖書の話に耳を傾けることができ、その後、平塚先生が大きな手で一人一人の頭に手をのせて、子どもたちの成長を祈ってくださいました。今月末には間違いなくあちこちのクラスからクリスマスの讃美歌が響くようになると思いますが、今日の子どもたちの成長した姿を見ると素敵なクリスマスページェントを作り上げてくれることを確信し、今から楽しみで仕方がありません。
 一方、今日11月11日は東日本大震災から8年8ヶ月、104回目の月命日です。保育園に隣接するグランドには先日の台風19号によって被害を受けた様々なものが運び込まれ、処分されたものの数や積み上げられた山が大きくなっていることを実感します。あの台風がなければ、このような光景は見ることもなく、置かれている品々もゴミではなく大切な家財道具だったはずです。連日運び込まれ、また運び出されていくゴミが全てなくなり、元通りのグランドになるのは新年度になる様ですが、被害の大きかった丸森町や大郷町、長野市などは、比較にならないような状況が続いていることでしょう。これから益々寒さが厳しくなっていきます。被災された方々が気落ちすることなく前を向いて生活していくことができるように祈り、出来ることなら、丸森の子どもたちを園にお招きし、一緒に過ごしたり、炊き出しに出かけたりできるといいのですが・・・。
2019年11月11日(月) No.2672 (園長日記)

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