Diary

素敵な贈り物!


ネコが暖かいところや涼しいところを知っているように、暖炉に火が入るようになるとどこからやってくるのかランチルームや職員室を始め園舎内にハエが飛ぶようになります。きっとハエも外の寒さより暖かい室内が過ごしやすいこともありやってくるのでしょうが気になって仕方がありません。また、同様に寒さを凌ぐためなのでしょう、室内には入らない(入れない)ものの、網戸の隅にカメムシが動かずに止まっている様子も見られます。そして、今日の夕方、送迎用の車が通れるようにゲートを開けに行ったときのこと、今年初めて一匹の雪虫が飛んでいるのを見つけました。この雪虫が何度か飛ぶようになると平地でも「雪が降る」と聞いたことがあります。このような虫たちの行動や園庭の畑の白菜が見事に結球していること、ケヤキや桜が葉っぱがほとんど落とす様子からも、もう少しすると雪が降り出すということでしょう。そして、今月末にはクリスマスに向けて準備が始まっていくようになります。特に4・5歳児の担任の先生たちは兄弟・姉妹の関係上ペアクラスが必然的に決まっていることもあり、徐々に話し合いが始められているようです。
 そんな折、広島県竹原市の聖愛幼稚園からクリスマスページェント(聖誕劇)の衣装が一式届きました。100年以上の歴史に幕を下ろし、昨年度をもって休園とした聖愛幼稚園で使っていた衣装は保護者の方々の手作りで、しかも、その保護者の中には自分も子ども時代に聖愛幼稚園で過ごしたという方がおられ、心を込めて作られた衣装だというのです。そんな大切な衣装を「とにかく大切に使ってくれるところに送りたい」ということで奥様と話し合い、洗濯・修繕までして送ってくださったのです。全国各地にキリスト教保育連盟に加盟する幼稚園・保育園・認定こども園がある中で、地元の中国地区、または関西地区ではなく、東北の地、その中でも第一光の子保育園に送ってくださったことが本当に光栄であり喜びです。一方で前述の通り、聖愛幼稚園(井原忠郷の作り上げてきた)の長い歴史と、様々な思いが込められて作られた衣装を引き継ぐプレッシャーと責任を感じずにはいられません。そんな思いを知る由もない子どもたちは、届いた大きな段ボール箱から出てくる、素敵な衣装を見て「凄〜い」「これは誰(どの役)の衣装?」「かっこいい」「僕はガブリエルやる!」と急にクリスマスモードに入っていました。今年のクリスマスはこれまでと違う衣装に身を包みクリスマスのメッセージを伝えてくれるであろう子どもたち、しっかりと井原ismを継承していきたいと思います。そして、今まで使ってきた衣装は、今年度初めてクリスマスページェントを行うものの衣装をどうしようか悩んでいた角田光の子保育園の子どもたちに使ってもらおうと思います。
2019年11月07日(木) No.2670 (園長日記)

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