Diary

時代錯誤!?


今週はお天気が続いていて薪作りにはうってつけの毎日。そこで玉切りしたままになっていた丸太を割って乾燥させるべく作業をしていると、いつもの事ながら興味を持った子どもたちが「園長先生何してるの?」と近づいてきます。そこで、冬を迎える前に薪を作っていることを説明すると、納得したのか「ふ〜ん」と返事が返ってきて、割った薪をリヤカーに積む手伝いを始めてくれるのです。そんな子どもたちに「やってみる?」と聞いてみると、ビックリしながらも嬉しいようで「やるやる!」と目を輝かせ、何も言われないのに列を作って並び始めます。そこで、斧に手を添えて、一緒に割るのですが、3kgもある斧の重さに「重〜い」と驚いていました。今日、30分ほど子どもたちに手伝ってもらい割った薪は小さなリヤカー2台分、それを運ぶことまで手伝ってくれたことで仕事が捗りましたが、小さな子どもたちでも、アリや鉢たちのように大勢集まれば大きな力になることを再認識することができました。
 さて、昨日に引き続き、今日は5歳児のぞみ組の子どもたちをバスに乗せて園舎の建築をしてくださった町内の工務店に野菜や果物を届けに行ってきました。専務を始め職員の方々が子どもたちを歓迎してくださったこともあり、緊張気味でしたが、しかりと挨拶をし、さんびかを歌い、カードもお渡しすることができました。ところが、その後、「何かお遊戯とか見せてくれない?」という急なリクエストが入りました。担任のR先生は歌のリクエストが入ることを想定し、数曲分の楽譜は準備していたようですが、想定外のリクエストに動揺した様子。それでもR先生が「パプリカなら踊れるんじゃない?!」と声をかけると子どもたちが、「そうだった!」といった表情い変わり、アカペラで歌いながら踊り、皆さんに喜んでいただき園に戻ってくると、4歳児あい組とはと組の子どもたちが楽しそうに園の山(崖)上りをしている真っ最中。それを見た多くの子どもたちから「いいなあ〜!上りたい!」との声が上がったこともあり、園庭ではなく崖上りに直行!そんなこともあり先に遊んでいた4歳児が圧倒されるほどでした。その崖上りに満足すると、今度はアスファルトの部分でリレーを始めることになったようですが、男の子たちが「円陣組むから集まって〜!」と肩に手を回しながら仲間を集めているのです。相手が誰かと言えば同じのぞみ組の女の子というのが可笑しいところですが、遊ぼう会の時のリレー以来、応援することや勝ち負けを意識するようになったことが感じられました。それにしても「円陣」なんて言葉、いつ・どこで・だれが覚えてきたのか驚きです。何はともあれ、前述の薪割りや薪運び、園内で崖のぼりができるとは時代錯誤な保育園なのかもしれませんね。
2019年11月06日(水) No.2669 (園長日記)

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