Diary
地域の文化、習慣
今日は「収穫感謝礼拝」のために子どもたちが持ち寄ってくれた果物や野菜をホールに飾り、礼拝を守りました。礼拝後、僕は4歳児、はと組・あい組の子どもたちをバスに乗せて警察署と消防署に出かけてきました。いつもは警察署でパトカーや白バイを見せてもらうのですが、今日は消防署で消防自動車を見せてもらうことを担任の先生たちがお願いしていたこともあり、隊員の方が時間をかけてポンプ車を紹介してくれました。ここ数日、朝の気温が急に低くなってきたと思っていましたが、夕刊や夜のニュースで蔵王で平年より12日遅く初冠雪を観測したと伝えられていて納得しましたが、こんなニュースが伝えられると、これからほぼ毎日ランチルームの薪ストーブに火を入れなければならなくなります。しかし、これから空気が乾燥する季節になるので火事や火傷には細心の注意を払いながら、薪が底をつかないように頑張らないといけないことを再認識させられました。
宮城県と岩手県の限られた地域では火事から家を守るために、"火伏せの神"と言われる釜神様を台所のかまどの近くに飾る風習がありますが、沖縄では「水」という漢字に見える貝殻の形から「水字貝(スイジカイ)」と言われる貝があり、水を連想することから、火難避け・魔除けとして使われています。7年前、沖縄を訪れた時、昼食を取った食堂の近くの漁港で何も知らず見つけた(拾った)貝殻が、そのスイジガイで、沖縄では火事から守る習慣があることを案内してくれたタクシーの運転手さんに教えてもらって以来玄関に飾ってあります。そんなことを普段考えることなどなかったのですが、先日、真っ赤な火に包まれてしまった首里城を見た時、急に玄関のスイジガイを思い出すとともに、改めて火事の怖さを再認識させられました。首里城を訪れた時、スイジガイが飾られていた記憶は全くありません。きっと琉球王朝時代にはそのような習慣はなかったのでしょう。しかし、もし、首里城にもスイジガイが飾られていたら・・・。そんなことを考えてしまう数日です。
2019年11月05日(火)
No.2668
(園長日記)
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