Diary

「One Team」


ここ数週間、世界中の多くの方々を熱狂させている「ラグビーワールドカップ」、日本は自国開催で目標だったベスト8入りを果たし南アフリカと対戦しましたが力尽き全ての戦いが終わりました。2015年の前回大会では子どもたちがその独特なルーティンを真似をするくらい有名になった五郎丸選手、そして、南アフリカを34―32で破る大金星を挙げたことが話題になりました。ぜひ今大回もとの願いと祈りを持って観戦・応援していたファンにとっては悔しいものの、全力でぶつかり合い、最後まで諦めない姿に心を打たれたことでしょう。世界的にはとてもメジャーで熱狂的なファンが多いラグビーですが、日本ではルールがわかりにくいなど、にわかファンと揶揄されるようなファンが多いためか、分かりやすい解説付きのテレビ放送など工夫がなされていたように感じます。十数年前、幼稚園教諭として5歳児を担任していた時に「タックルはダメ」「タッチされたら持っているボールを放すこと」「ボールは前に投げてはいけないけれどキックならOK」と簡単なルールを伝えタッチラグビーをして遊びました。それが影響し担任をした子どもの中に、現在ラグビーをしている子どもがいるのですから嬉しい限りです。
 さて、今回の日本チーム、全員が互いを知り、補い合いう「One Team」を掲げて戦ってきたと言います。この姿、考え方はラグビーに限らず社会の中でも保育の世界でも必要なことです。それができていれば須磨東小学校での教師間のいじめなど起きなかったの
ではないでしょうか?ラグビー用語で試合終了を意味する「NO SIDE」試合が終わればさっきまでどれ程激しい闘いをしていても自陣と敵陣のサイドはなくなり、勝った側も負けた側もない(NO)という意味で負けて大泣きする選手たちと勝って大喜びする選手たちが、互いに健闘を称え合う。しかし、世界では「NO SIDE」という言葉を使うことはなく「FULL TIME」、しかし、前述のいじめは「NO SIDE」「FULL TIME」とはいかないことは言うまでもありませんが・・・。
2019年10月21日(月) No.2658 (園長日記)

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