Diary

良かったね!


今日、3・4・5歳児の子どもたちのカバンの中には遠足に行くためのお弁当が入っているということもあり、いつになくハイテンションで登園してきました。しかし、朝から空を雲が覆い、肌寒さが感じられ今にも雨が降ってきそう。そこで4歳児は遠足には出かけるものの雨が降り出すと大変なのでお弁当は保育園に置いて出かけました。一方、とんとんの丘に出かける5歳児はいざとなれば屋根がかかったバーベキュースペースで雨宿りさせてもらうことも可能と判断し予定通りバスで出かけました。担任の先生を含め遊ぼう会の時に作ったお揃いのTシャツに身を包んでいることもあるのでしょう、どちらのクラスの子どもたちも園を出発し目的地に着くまでおしゃべりが止まらず興奮状態で嬉しさが伝わってきました。定員の都合上ピストン輸送となったのですが、後発ののぞみ組が到着した時には、めぐみ組の子どもたちが大喜びしながらウサギやヤギ、馬やシカたちに持ってきた餌を食べさせていました。そのためか、後から到着したのぞみ組の子どもたちが餌を食べさせようとしても既にお腹がいっぱいになっていたのか、あまり食欲がなさそう。ところが虫博士のT君の手にかかると不思議と動物たちが餌を食べるような気が・・・。特にほとんどの子どもたちが体の大きさと迫力のある歯に圧倒され尻込みする馬のところでも動ずることなく、それどころか顔を撫でながら「はいよ!」と話しかけているのです。その姿はまるでムツゴロウさんのようでびっくりでした。そして、彼が将来どんな大人になるのか、どんな職業に就くのか楽しみで仕方がありませんでした。
 さて、餌をあげ終わると、楽しみだった遊具で遊び始めたのですが、木から木へ繋がれたロープを滑車で滑り降りるコーナーが大人気で行列ができるほど。結構な高さと結構な長さのためしばらくの間、乗る時に手伝っていたのですが、要領を得ると子どもたちだけで滑り降り、滑車を戻すということをして遊んでいました。その一方でせっかく雑木がいっぱいあるので自然物を使って遊ぶ楽しさを知って欲しいと思い、朴の葉でお面を作り子どもたちに声をかけると、中には本当に驚き逃げ出す子がいたほどです。しかし、そんなお面に興味を持ってくれた子どもたちは自分たちで同じ葉っぱを見つけて「園長先生作って」持ってきました。こんな風に体を動かし遊んだ後、待ちに待ったお弁当の時間。それまでお好みの遊具や遊びに夢中になっていた子どもたちが「お弁当食べるよう〜!と声をかけただけで一斉に戻って来る姿は放牧されている家畜たちが飼い主の声で餌の時間とわかって戻ってくるかのようでした。手を洗いお祈りをしてお弁当を食べ始めましたが、みんな嬉しそうに頬張っていました。一緒に食べてくれためぐみ組のR君との会話の中で「たこ焼き」の話題になり、会話の流れでR君に「大阪って知ってる?」と聞くことになったのですか、間髪入れず「運知ってるよ、『なおみ』でしょ!」という答えが返ってきました。その答えに思わず笑ってしまいました。まさに答えが大阪のノリでした!?
2019年10月18日(金) No.2656 (園長日記)

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